トップパフォーマーやイノベーター(起業家)はどんな思考をしているのか?
こんな興味深いことを研究した結果が載っていたので、本日はこれを見ていきたいと思います。
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『一歩踏み出せば昨日と違う自分になれる!』(ライアン・バビノー)
※アマゾンの紹介文より
スタンフォードで圧倒的な人気を誇った講義集。著者のもとにカウンセリングで訪れ、その問題を克服し自分の夢を実現した人々。その膨大な臨床例から「誰でも成功することのできる法則」を導きだした。
(著者略歴)
ライアン・バビノー(Ryan Babineaux, Ph.D)
ハーバード大学で心理学と人間発達学を学び、スタンフォード大学で教育心理学博士号を取得。アメリカを代表するキャリアカウセラーとして活躍中。
ジョン・クランボルツ(John Krumboltz, Ph.D)
スタンフォード大学教育学・心理学教授。アメリカ心理学会およびアメリカ科学振興協会会員として活躍。
- 教育心理学者ベンジャミン・ブルームの研究によると、世界トップレベルのピアニスト、チェスプレーヤー、彫刻家、神経学者、水泳選手の生い立ちを調査した結果、彼らのうち指導者からとびぬけて才能があると思われていたのはほんの一握りで、才能だけが偉業達成の要素ではないことが明らかになった
- 世界トップレベルのパフォーマーたちの思考法の共通点として確認できたのは、(1)自分の関わる分野への「情熱」、(2)高い目標を実現したいという「願望」、(3)時間や努力を惜しまない「意欲」、の3つであった
- サラス・サラスワティ教授は、起業家たちの習慣と思考パターンを研究するために、鉄鋼、鉄道、テディベア、半導体、バイオテクなど、幅広い業界の30社の創設者と面接調査をした。
- その結果、起業家たちは、「スキル、知識、コネなどをフル活用し、素早く簡単にアクションを起こす」という共通点があることがわかった
- 起業家たちはリスクを恐れないというイメージに対して、研究からは、彼らがリスクを嫌い、最低限の時間とコストをもとにアクションを起こしている(「リーン・スタートアップ」)
最初にお断わりなのですが、上記の本にメインで書いてあることは、今回とりあげた内容と少しズレています。ざっくり言えば、「小さく始めよう」「恐れずに今から始めよう」「一歩踏み出せば、二歩目からはどんどん楽になっていく」ということを主張した本で、いずれも豊富な研究成果や色々な事例から論拠を示しており、説得力があります。が、どっちかというと僕の個人的な興味は成功者たちの思考法にあるので、今回は上記の箇所をとりあげてみました。
まずトップパフォーマーの思考法として3つの特徴が挙げられています。(1)自分の関わる分野への「情熱」、(2)高い目標を実現したいという「願望」、(3)時間や努力を惜しまない「意欲」。カギカッコがついている「情熱」「願望」「意欲」の方に目がいってしまいますが、ポイントはそれ以外の部分ではないかと思います。
「(1)自分の関わる分野への「情熱」」は、逆に言うと、「自分の好きな分野に取り組むこと」と言い換えられると思います。また「(2)高い目標を実現したいという「願望」」は、「実現したい高い目標を立てること」と言えるでしょうし、「(3)時間や努力を惜しまない「意欲」」とは、「それに対して充分な時間と労力をつぎ込むこと」と言えるでしょう。
こうして考えると、一万時間の法則や、成功者に共通する8つの法則、ビジョナリー・ピープルのBHAGなどの各種研究結果とも一致するのではないかと思います。
また起業家の思考法の方は一言で言えば、「リーン・スタートアップ」「スモール・スタート」と言うことでしょう。未完成のまま市場に出してフィードバックをもらい、ブラッシュアップしていく、という手法は、確かにコストやリスクを最小化し、学習スピードを最大化することができます。初期のマイクロソフト、アップル、オラクルなどのIT企業もこうした方法で製品をリリースしています。
これを僕たちが参考にするとしたら、何かを成し遂げる際には、小さな単位に分解して、小さなところから始めよう、ということだと思います。ほとんどの目標達成手法が、「大きな目標を小さな目標にブレイクダウンせよ」と勧めているのと同じことです。
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