「幸福優位7つの法則」の3つ目の法則、「テトリス効果」です。
1つ目の法則は、「幸福が成功を導く」という原理であり、2つ目の法則は、「マインドセットが現実を規定する」という理論的根拠でした。
3つ目の法則では、いよいよ「幸福感(ポジティブ感情)を高める」ための具体的な方法論が明かされます。
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ソースは以下になります。
『幸福優位7つの法則』(ショーン・エイカー)
※アマゾンの紹介文より
ハーバード大学で人気第1位の講師直伝。「自分は幸せだ」と思える人ほど、よい結果を生んでいる。最先端のポジティブ心理学が解き明かす「成功」と「幸福」の驚くべき関係。
[著者紹介]
ショーン・エイカー(Shawn Achor)
グッドタンク代表。ハーバード大学修士号。ポジティブ心理学の第一人者のひとり。
ハーバード大学で学生の評価が最も高いポジティブ心理学講座をタル・ベンシャハー博士のもとで担当し人気講師となる。
コンサルティング会社グッドタンクを立ち上げ、グーグル、マイクロソフト、ファイザー、UBS、KPMGなどの著名企業で 成功と幸福の関係についての実証研究を行いながら、世界45カ国で講演やレクチャーを行う。
「テトリス効果」とは、
- あることにばかり着目するパターンが脳の中に出来上がってしまうと、そのことばかり目についてしまう。
⇒脳をポジティブなことに着目するように再訓練すれば、ポジティブさが高まり、どんな状況でもチャンスを見出すことが出来る。
という法則です。
「テトリス効果」の証左として、ショーン・エイカーは以下のファクトを挙げている。
- ある実験で、対象者に1日数時間、3日間連続でテトリスをやり続けてもらったところ、彼らの多くが実験のあとの数日間、「この世のすべてがテトリスの形に見える」という状況におちいった
- VTR内でバスケットボールのパスの回数を数えさせる。途中、Vの中にゴリラの着ぐるみが出てくるが、46%がそれに気付かなかった。
- 私たちは見ようと思うものにしか見えない
- ポジティブなものに目を向けようとしていればそればかり目に入るようになる
- 感謝している人ほどEQが高いと実証されている
- 楽観的になるほど実際に障害を乗り越えられることが証明されている
- 「今日起こった3つの良いこと」を書き出すと、幸福度が上がると実証された
「テトリス効果」は非常に単純で、誰もが納得しうる法則です。
「ずっとテトリスをやり続けていたら、世の中の全てがテトリスの形に見える」=「あるもののことばかり見続けていたら、そのことばかり目に映る」=「幸福なものばかり見るようにすれば幸福に思えてくる」、というごく単純な三段論法です。
そして、具体的な方法論としてエイカーが勧めるのは、「今日起こった3つの良いことを書き出す」というこれまた単純な方法です。
僕自身、数年前から毎日の習慣として実践していますが、これはとても強力なメソッドです。もちろん、これだけでヘコむことがなくなるほど人生は甘くはないですが、この習慣が身につくとふだんから、ある現象の中から「良いこと」を探すクセがつきます。そうすると、「良いこと」が「イヤなこと」を見えにくくしてくれるので、自他に優しくなれるのです。
ぜひ試してみてください。
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