僕は、わりと、というかはっきりと、ヘタレ人間です。何かリスクや痛みが伴うことに挑戦するのがとても苦手です。
でも、人生の中にはリスクや痛みが伴うことがわかっていても、一歩を踏み出さないといけない場面があります。そんなとき、一歩を踏み出す「勇気を出す」にはどうしたらいいか?
本日はそのための具体的な、そして科学的な手法を見ていきたいと思います。
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『「勇気」の科学 〜一歩踏み出すための集中講義〜』 (ロバート・ビスワス=ディーナー)
※アマゾンの紹介文より
心理学の実践分野の第一人者が、最先端の科学的成果を盛り込んだ、他に類を見ない珠玉の一冊。今、自分を変えるための勇気を学ぼう。
(著者略歴)
米・ポートランド州立大学心理学部講師。勇気、強さ、幸福などをテーマにグリーンランドやインド、ケニア、イスラエルなど世界中を駆け回り、〝ポジティブ心理学界のインディ・ジョーンズ〟の異名を持つ。『ジャーナル・オブ・ポジティブ・サイコロジー』誌編集委員。ポジティブ心理学に基づいたコーチングの第一人者とされ、シンガポール、南アフリカ、ブラジルなど、世界各地で年間数百人の経営者やマネージャーを対象とした、パフォーマンス管理やリーダーシップ開発などのコンサルティングサービスを提供している。Positive Acorn社代表。妻、子どもとオレゴン州ポートランドに暮らしている。
■想像と現実のギャップを埋める
- 例えば、講演の前に会場を下見するなどして、演壇に立って聴衆を前にしたときにどのように話すかリアリティをもってイメージするだけでも不安が消えていく。
- 恐怖の源泉を直視し、それに関して出来るだけ情報を集める。
■心を落ち着かせる(「漸進的筋弛緩法」)
- 床にあおむけになり深呼吸する。
- つま先を下方に伸ばし、足首に力を入れる。できるだけ強く力を入れ、その状態を維持する。その後つま先を自然な位置に戻し、深呼吸しながら足首を弛緩させる。
- 次にふくらはぎの筋肉を強く緊張させる。限界近くまでその状態を維持し、その後深呼吸しながら筋肉を弛緩させる。その際、ふくらはぎを溶けるような感じを意識する。
- 同じように、もも、腹部、腕、肩、顔の筋肉の緊張と弛緩を行なう。
- すべて終わると、軽い運動をした後のような感覚が残る。
- 多くの人がこの運動の後、落ち着きとリラックスを感じる。
■怒りを呼び起こす
- 怒りの感情は恐怖を克服するだけの強さを持つ唯一の感情である。
■ジンクスを利用する
- お守り、魔除けなど、超自然の力を信じることは、勇気を高める効果的手段になりえる。
- そのために「幸運だった出来事」を記録すると良い。記録すればするほど、運が確実なものだという考え方が強まっていく。
本書で面白いのは、著者のロバート・ビスワス=ディーナーが上記のような「勇気を出す」方法を紹介するにとどまらず、実際に自分の苦手な「スカイダイビング」に挑戦し、上記の方法を試して見事にダイビングを成功させる様子が描かれている点です。自らが実践しているという点で、とても説得力がありますね。
上記でご紹介している手法のうち、最もスマートな方法は、1つ目の「想像と現実のギャップを埋める」かもしれません。人間は情報が不足していると、その対象に対して畏怖や恐怖を覚えやすくなる傾向があります。その反対に、その対象への知識が多くなるほど、好意が増す傾向があります。
一方で、僕の経験上、最も効果があったのは、2つ目の「心を落ち着かせる」という方法です。上記で紹介されている「漸進的筋弛緩法」は、かなりリラックス効果があり、あれこれと思い悩んでなかなか寝付けない夜とかにやると精神的に落ち着いてきます。
またこれ以外の「心を落ち着かせる」方法として、「正方形呼吸法」という方法も知られています。これは簡単に言うと腹式呼吸を繰り返すことで、気持ちを鎮静する方法です。
「怒り」や「ジンクス」も有効なのでしょうが、「勇気を出す」シチュエーションの中で、なかなか怒りを喚起したり、そのシーンに合うジンクスを作るのは難しいのではないでしょうか。
というわけで、僕の経験上、一番「勇気を出す」シチュエーションに効果のある方法は、「漸進的筋弛緩法」や「正方形呼吸法」です。かつてこの方法で、僕が死ぬほど苦手だった歯医者を克服したこと話はこちらで書きましたので、ご参考にしていただければ幸いです。
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