ニュートンの万有引力の発見や、キュリー夫人の放射能の研究など、科学の偉大な発見はふとしたひらめきや偶然が元になっていることも多いと言われています。
彼らがふとしたひらめきや偶然をどうやって拾い上げ、どうやって偉大なアイデアをひらめいたのか?
それがわかれば我々も彼らのような「天才」たちに近づくことができるはずで、下記の本の中でウィン・ウェンガー博士はその解明に成功したと述べています。
今日は天才たちのひらめきの謎に迫ってみたいと思います。
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※アマゾンの紹介文より
あなたの無限の可能性を引き出すイメージ・ストリーミング、フォトリーディング、モデル・シンキング…人生を一変する、天才たちの思考法。学習促進効果の研究に生涯を費やしてきた人々の25年間の集大成。
(著者略歴)
ウィン・ウェンガー
教育学博士。知力研究、及びモティベーション分野の世界的権威。「ビヨンド・アインシュタイン」というワークショップを全米各地で開催しているほか、主要大学や企業などでイメージ・ストリーミングなどのセミナーや授業を行うかたわら、「プロジェクト・ルネッサンス」というネットワークを運営し、加速学習促進効果など脳力開発の研究を続けている
- アインシュタインは自分の中に浮かんでくるイマジネーションを抑え込まず、自由に遊ばせることが重要だと考えていた
- 科学の偉大な発見のほとんどがアインシュタインのように直感による経験から生まれている
- 彼らは意識のチャンネルを広げるテクニックを知っていて、自分の潜在意識からの直感に常に意識を払っている
- こうしたスキルは、「イメージ・ストリーミング」という方法によって鍛えることができる。
■イメージ・ストリーミングのやり方
- 座り心地のいい椅子に座り、目を閉じて、頭の中に浮かんだイメージを大きな声で説明する
■イメージ・ストリーミングの3つの掟
- 頭の中に浮かんだイメージは、大きな声で、他の人、またはボイスレコーダーに向かって説明しなければならない。小さな声では効果がない
- 説明する時には体中の全五感を使わなければならない。例えば、雪の積もった山を見たら、外見だけでなく、雪を口に入れたらどんな味がするか、手触りや匂いはどうか、山頂を吹く風の音はどうかなどについても説明する必要がある
- 説明は、すべて現在形で話さなければならない。
■イメージ・ストリーミングの効果
- サウスウエスト州立大学で行われた実験によると、標準的な学習促進プログラムを受けた学生グループはIQが0.4ポイント上昇していたのに対して、「イメージ・ストリーミング」を受けた学生グループは0.9ポイントの上昇を見せた。
能力開発の本はこれまでもご紹介してきましたが、ここまでガチなやり方が書いてある本は初めてかもしれません。
僕自身は心理学の専門家ではないので詳しいことはわかりませんが、例えばアファメーションやイメージトレーニングの本には、ポイントとして必ず「なるべくリアルにイメージすること」を謳っており、こうしたエクササイズを通してリアルなイメージを描けるようになることは、願望を実現させるためにかなりプラスに働くことは推測できます。
また、フォト・リーディングなどに代表されるように、イメージングのスキルを上げることで、記憶力の向上や速読なども出来るようになるでしょうから、知的能力を底上げすることも間違いない気がします。
ただ問題は、知的能力の向上=社会的成功、という図式が必ずしも成り立たないところにあると思います。EQ研究に代表されるように、社会的成功をおさめるには、IQよりもEQのような社会的能力の方が寄与度が大きいでしょう。すさまじく頭が切れる研究者がいたとしても、それを適切にプレゼンテーションする能力やマネタイズする能力がなければ、社会的評価を得ることは難しいわけです。
実際、各種の「成功研究」の中で、成功の要因として「知的能力の向上」を挙げている研究結果は僕が知る限りありません。
そういう意味では、「イメージ・ストリーミング」は知的能力の向上に効果はあるものの、社会的成功という観点ではROI(得られる成果に対する労力)に見合わないような気がしています。
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