本日ご紹介する下記の本は文字通り「パワーポーズ」に関する書籍です。
とても良い本だったので2回に分けてご紹介しています。今回のテーマは「パワーポーズはどんな効果があるのか?」です。
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ソースは以下になります。
※アマゾンの紹介文より
世界的なプレゼンテーションのイベントTEDで史上空前の人気を誇るハーバード・ビジネス・スクールの心理学者が、ストレスフルな状況下でも自信を高めるしぐさ=“パワーポーズ”の極意を伝授。自らの実体験や世界中の人びとから寄せられたエピソード、多くの先端研究をもとに、採用面接からトラウマ克服まで、どんな場面でも役に立つ実践法を明かす。
(著者略歴)
カディ,エイミー
ハーバード・ビジネス・スクール(HBS)経営学准教授(交渉術・組織・市場ユニット)。専門は社会心理学。非言語行動が人間に与える影響について研究。“タイム”誌で「ゲーム・チェンジャー」に、“ビジネス・インサイダー”誌で「世界を変える50人の女性」に、世界経済フォーラムで「ヤング・グローバル・リーダー」に選ばれている。19歳のとき、頭部を強打する交通事故により深刻な外傷性脳損傷を負い大学を長期休学。このケガとリハビリがきっかけで心理学に興味を抱く。
- 様々なパフォーマンスを上げるのは個人的な「パワー」である
- パワーがある時、プレゼンスが発揮され、ネガティブな感情から守られ、人をつないでくれ、発想力が高まり、行動力も高まる。
- 「表情フィードバック仮説」によれば、笑顔の表情を作ると楽しい気分になる。つまり、パワーがあるようなポーズをとることで、実際にパワーをみなぎらせることができる。
- 実験でパワーポーズをとってもらった被験者はそうではない被験者よりもパワーを感じている割合が高かった。
- パワーポーズは「身体を広げる姿勢をとる」ようにする。(どちらかというと偉そうでリラックスした姿勢?)
- 腰に手をあてて姿勢よく立つ、脚を大きく投げ出して座る、机に手をおいて前のめりの姿勢で立つ、椅子の背もたれにもたれてゆったりと腰かける、椅子に座って隣の椅子の背もたれに手を乗せる、など。
この本を読んで以来、何度か「パワーポーズ」を試してみました。
確かに、こうしたポーズをとると、前向きな気持ちになることができます。ただ、例えば緊張するパーティの前とか、苦手な歯医者の前とかにやってみたのですが、それはあまり効果がありませんでした。つまり、少なくとも僕の場合は、ある程度フラットな状態の時でないと、あまり効かないようです。
もう一つ、難点は、上記で描かれた「パワーポーズ」がほぼすべて、日本文化の中では「お行儀の悪い」あるいは「偉そうな」恰好であるということです。このポーズのクセがついてしまうと、周りの評判が落ちてしまうのではないかなということがちょっと気になりました。
少なくとも科学的根拠もあるようですし、通常の状態なら効果もありそうなのですが、緊張したり恐怖を覚えている時など特に「パワー」が欲しい時にはあまり効果がないとなると、使いどころが難しいなというのが正直な感想でした。
ただ、継続的にずっと続けていたら多少変わるのかもしれませんので、もう少し時間をかけて検証していきたいと思います。
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