自己啓発書によく「自分の直感を信じなさい」とか書いてあります。

 

 職業柄、ファクトベース思考やロジカルシンキングが出来ないと話にならない立場の僕としては、論理思考よりも直感を信じよとか戯言にしか聞こえなかった訳ですが、色々な書籍を読む中で、【「直感的思考」の方が「論理的思考」より優れる】ことを示す1つの心理学実験結果を発見したので、ご紹介したいと思います。

 

 

ソース

 

 ソースは以下になります。

『幸せはいつもちょっと先にある』 (ダニエル・ギルバート)

※アマゾンの紹介文より

楽しみにしていたお菓子を食べたら、気持ち悪くなった。一生大好きだと思っていた恋人が嫌いになった。この会社に入ったら人生バラ色だと思ったのに、そうでもなかった。やりたいことがいっぱいあったはずなのに、いざ退職してみると暇だった…。こんな経験は誰にでもあるはずだ。どうして私たち人間は、いつも間違った「未来の幸せ」を想像してしまうのだろうか。その秘密は、私たちのなかにある。実は「幸せ」を想像したい私たちの心と、自分を巧みにだましてしまう脳がグルになっていたのだ!今もっとも注目を浴びているハーバード大学の心理学者が、心理学・脳科学・行動経済学・哲学を縦横に駆使し、さらにたっぷりのユーモアを織り交ぜて語る、楽しいポピュラー・サイコロジー。全米で話題沸騰のベストセラー。

 

 

概要

 

 心理学実験の結果、

 

  • ある選択を「論理的思考」によって判断したグループと、「直感」で判断したグループを比較したところ、「直感」グループの方が「論理的思考」グループよりも、その選択に満足している

 

 ということがわかった。

 

 

 

詳細

 

 実験で、「印象派の絵画」か「猫のポスター」のどちらか好きな方をプレゼントする、とした。

 

 ただし、あるグループには、「どちらが良さそう、どちらが良くなさそう」という理由を論理的に考えさせてから選ばせ、あるグループには「直感」で素早く選ばせた。

 

 後日、それぞれに電話をかけて、絵画やポスターを気に入ったかどうか尋ねたところ、論理的に選んだグループの方が、直感で選んだグループよりも、満足度が低かった。

 

 

 

 

解説

 

 仰々しい記事タイトルにしてしまいましたが、何でもかんでも「論理思考」より「直感」が優れている、という訳ではないでしょう。例えば経営判断やデータ分析など、合理的判断が迫られる場合には論理思考が有効だと思われます。

 

 ただ、日常生活の中で、例えば、「A社とB社の両方から内定をもらってどちらに就職すべきか」とか、「彼氏と別れるかこのまま付き合うか」など、後で後悔のしないような判断を迫られる場合は、「自分の正直な気持ち」に即した判断をした方が後悔しないだろうと推測できます。そしてその場合、論理思考よりも直感に頼った方が「自分の正直の気持ち」に辿り着きやすい、ということなのだと思います。

 

 自分はどっちに行きたいのか、どうしたいのか、意外と自分の気持ちってわからないことが多いので、そんな時、「直感」に尋ねてみるといいのかもしれません。