前回に続いて、『ゲリラ・マーケティングEX』から、「相手の心に響く伝え方」について見ていこうと思います。

下記は主に、マーケティング・コミュニケーションについてのことを書かれていますが、ふだんの人的コミュニケーションやプレゼンテーションなどにも応用できるのではないかと思います。

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こんな本に書いてありました。

 

 ソースは以下になります。

 

『ゲリラ・マーケティングEX(エクセレンス)―起業家のためのゴールデンルール50』(ジェイ・C. レビンソン)

 

※アマゾンの紹介文より

ゲリラ・ビジネスは、最小のリスクと資金で最大の効果を上げる。そのゲリラ・マーケティングの50のゴールデン・ルールを紹介する。単純だが重要なものばかりである。

 

 

これが「注意と興味をひく広告の10か条」だそうです。

 

  1. ヘッドラインこそ全て。広告を完全なものにするのであればヘッドラインを完全にせよ。
  2. 何億という人に伝える場合でも、一度に一人の人に語り掛けるようにしなさい。「大衆」向けではなく、個人的なトーンを保つこと。
  3. 発表する価値があると思われる言葉、何か新しいことを約束する言葉、話題性を感じさせる言葉を使う。
  4. 売り物の買いやすさについて話し、支払いの便宜、長期節約、値引き、優れた特質を強調する。
  5. 見込み客の役に立つ貴重なアドバイスを与え、専門知識のあるところを見せる。
  6. 使用者の推薦の声を紹介すること。手紙全体ではなく、満足している人の声の一部を知らせる。その声の人と見込み客が類似するほどあなたは有利になる。
  7. できるだけ具体的に。形容詞はやめて、名前や数字をふんだんに使うこと。
  8. メッセージは聡明な人に向ける。こうした人ほどあなたのメッセージを読むからである。その人のレベルに合わせて話すこと。
  9. 短いパラグラフ、短いセンテンス、短い言葉を使うこと。メッセージ全体を短くすることはないが、メッセージの構成要素は短くするべし。
  10. あなたの言葉に説得力を持たせるためにビジュアルを使う。ビジュアルでは、一般に写真がイラストよりも効果的とされている。その他にイラスト(どうしてもそうしないといけない場合に限る)、図形、チャート、グラフがある。見出しも人の目をひきつける。

 

 

これが「人を惹きつけるメッセージの10か条」だそうです。

 

  1. 人を驚かせるメッセージにする。
  2. 主なベネフィットをはっきり伝える。
  3. 読者や視聴者を共感させる。
  4. 好奇心に訴える。
  5. 行動を命令する。
  6. 読者を考えさせる。
  7. 言葉と絵が一体である。
  8. 大ボラは避ける。
  9. うまく展開し、説得力を持たせる。
  10. 買う気にさせて、販売を実現する。

 

 

 

上記をどのように考えるか。

 

僕は前職時代に、様々な企画書を書き、幾度となくプレゼンテーションをしてきました。そういう理由でそれなりに「伝え方」に関しては自信を持っていたのですが、例えば自分が出したい本の企画書を書くとき、それまでのように全然うまく作ることが出来ませんでした。

その理由を自分なりに考えてみたのですが、自分の魂のこもった企画であればあるほど、無駄な力が入ってしまって、冷静さや論理性を欠く企画書になってしまったからです。それまであまり深く考えなくてもそれなりにわかりやすい資料を作れるつもりだった僕は、改めてコミュニケーションやプレゼンテーションについて1から学び直すことにしました。

上記には、注意と興味をひく伝え方や人を惹きつけるメッセージの出し方が挙げられていますが、数が多いので以下に僕の言葉で「相手の心に響く伝え方」をまとめ直してみたいと思います。

  1. 結論(ヘッドライン、サマリー)を端的に述べる
  2. 何が得なのか(ベネフィット)をわかりやすく述べる
  3. 内容をイメージできる写真を入れる
  4. 金銭的メリットを提示する
  5. 固有名詞や数字で表現する
  6. 他の人からも価値を感じられているというエビデンスを示す
  7. 文章の構成要素(パラグラフ、センテンス、ワード)を短くする

その他にも、特に「人を惹きつけるメッセージの10か条」には、「共感させる」「好奇心に訴える」「行動を命令する」「読者を考えさせる」などのセオリーが挙げられていますが、個人的にはどうも、特に自分の企画の場合、「ベネフィットをわかりやすく伝える」のが精一杯で、それ以上のクリエイティブな工夫まで気をまわすことができません。

なので、せめて、上記の7箇条くらいは自分の企画書を見直す「チェックリスト」として活用できるのではないかと思いました。

上記は、企画書だけでなく、ブログや論文など、あらゆるドキュメントや資料で使うことができるのではないかと思いますので、よかったらご活用くださいませ。

 

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