自分や他人の行動をコントロールしたいときに、幾つかのポイントがあり、そのポイントを押さえておくと、例えば相手を操りやすくなったり、良い習慣を定着しやすくなったりします。

ポール・ドーラン教授によると、このポイントは9つあり、それぞれの頭文字をとって、「MINDSCAPE」という呼称がつけられています。

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こんな本に書いてありました。

 

『幸せな選択、不幸な選択』(ポール・ドーラン)

 

※アマゾンの紹介文より

ダニエル・カーネマン(『ファスト&スロー』)の序文を特別収録!

「最先端の研究にもとづいた意義深い傑作」――ナシーム・ニコラス・タレブ(『ブラック・スワン』)

賢く、合理的に日々の満足度を高める戦略とは?

どっちが幸せ?

◯銀メダル vs. 銅メダル
◯広いけど周囲が騒がしい家 vs. 狭いけど周囲が静かな家
◯1日のはじまりに嫌な会議 vs. 1日の終わりに嫌な会議

不幸な選択、してませんか?
影響されやすくて矛盾だらけ、先延ばししがちで注意力が散漫。そんな人間の特性をうまく活かせば、人生の幸せを「デザイン」できる! ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授が、人間の本能のままに生きつつも、合理的で賢い選択によって人生の満足度を高める方法を徹底的に考える。

■著者紹介 ポール・ドーラン Paul Dolan
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの行動科学教授。過去に、ノーベル経済学賞受賞者ダニエル・カーネマンの招聘によりプリンストン大学で研究員を務め、論文を共同執筆している。英国家統計局および米国科学アカデミーに対し、国民調査で幸福度を測定する手法について助言している。

 

これが「MINDSCAPEの法則」です。

 

MINDSCAPEとは、自動的な無意識のプロセスによって行動を促す9つの要素。

 

【Messenger(伝達者)】

  • 私たちは誰によってその情報がもたらされたかに大きく影響される

 

【Incentives(インセンティブ)】

  • 私たちはインセンティブの内容に影響される

 

【Norms(規範)】

  • 私たちは他人の行動に強い影響を受ける

 

【Defaults(デフォルト)】

  • 私たちは予め設定された選択肢の「流れに乗ってしまう」

 

【Salience(顕著性)】

  • 私たちの注意は、目新しくてなおかつ自分に関連のあるものに向かう

 

【Commitments(コミットメント)】

  • 私たちは公言したことと行動を一致させようと努力する

 

【Affect(感情)】

  • 私たちの感情の連想は、行動に強く結びついている

 

【Priming(プラミング)】

  • 私たちの行動は、無意識なきっかけにしばしば影響される

 

【Egos(エゴ)】

  • 私たちは自分のことを肯定できるような行動をとる

 

 

例:「プライミング」の効果。

 

ワインを購入しに来た客がフランスとドイツのワインが並べられた棚を通ったとき、店の中でフランスの曲のアコーディオン演奏が流れているとフランスワインを手に取る確率が高くなり、ドイツのビアホール風の音楽が流れているとドイツワインを選ぶ確率が高くなる。

 

上記をどう考えれば良いか。

 

上記の9つの要素はそれぞれ、例えば目標達成のための計画を作る際などにすでに応用されています。

 

例えば目標設定の際、以下のようなことに気を付けると達成しやすくなると言われています。

 

  1. 目標について人に話す
  2. 目標を達成したときにプラス面を考える
  3. 自分にご褒美を出す
  4. 目標を視覚化する
  5. 目標達成の行動を自動化する

 

このうち、「1」は「コミットメント」、「2」「3」は「インセンティブ」、「4」は「プラミング」の、「5」は「デフォルト」の、それぞれ応用と考えて良いでしょう。

「伝達者」や「規範」はなかなか自分で物理的にコントロールしにくい分、上記のようにコントロールしやすい要因をうまく設計し、うまく目標達成のための行動を自分を導いていくと良いでしょう。

 

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