既に著書でも本サイトでも何度も触れていることですが、「幸福度が高まる」と科学的・統計的に証明された方法はたくさんあります。

統計的な結果なので、もちろん観測値の中には外れ値もあります。つまり、科学的に証明された=全ての人に当てはまる、ということではないわけですが、少なくとも科学的証明もされていない、無駄な努力や苦労を重ねるよりも(特に日本人は多いですよね。それが成果につながるかは二の次で、ただ努力することが美しい、という考え方の人。)、以下に述べるアクションを試した方が、よほど効率的ではないでしょうか。

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ソース

 

 ソースは以下になります。

 

『その科学が成功を決める』(リチャード ワイズマン) 

 

※アマゾンの紹介文より

成功する自分をイメージする方法はむしろ逆効果!?子供の知能や才能をほめて育てると、とんでもない結果を招く!?集団での意思決定はリスクの高い決断になる!?巷に溢れる自己啓発法を科学的調査から徹底検証。その真偽を明らかにした上で、すぐに実践できて効果のある自己啓発法を紹介する。これまでの常識を覆す衝撃の一冊。

 

(著者略歴)

ワイズマン,リチャード

1966年生まれ。英国ハートフォードシャー大学教授(心理学)。プロマジシャンとして活躍後、ロンドン大学を卒業。エディンバラ大学にて博士号取得(心理学)。膨大な被験者のデータを分析する科学的アプローチを得意とする。超常体験、超自然現象を疑問視する研究でも国際的に有名。2002年、社会科学分野における一般読者向けのすぐれた業績を顕彰するジョセフ・リスター賞(英国科学協会)を受賞。一般読者向けの科学書執筆やテレビ番組制作にも携わる

 

 

概要

 

本書によると、「幸福感」が向上する、と科学的に証明されたやり方には以下のものがあります。

  1. 感謝したことを書き出す
  2. 「現実の延長線上にある」、理想の未来を書き出す
  3. 過去の「幸せだった出来事」を書き出す
  4. 愛する人のことを書き出す
  5. 「物品」を買うよりも「経験」を買う
  6. 人のためにお金を使う
  7. 微笑む、あるいは微笑む表情をする
  8. 背筋を伸ばす
  9. 他の人のために祈る

 

 

詳細

 

1.感謝したことを書き出す

心理学実験によると、被験者を3つのグループに分けて、グループ①には「感謝すること」を5つ、グループ②には「嫌だったこと」を5つ書かせ、グループ③には「起こった出来事」を5つ書かせたところ、グループ③が最も幸福感が高く、楽観的で健康状態が良かったそうです。

※既に他の記事でも同じことを記載しています

 

2.「現実の延長線上にある」、理想の未来を書き出す

別の心理学実験によると、被験者を3つのグループに分けて、グループ①には「自分の理想的な未来(現実を飛躍することなく、すべてが最高にうまくいって目標が達成された場面)」を、グループ②には「悪夢のような出来事」を、グループ③にはたんに「翌日の計画」を、それぞれ、想像して書かせたところ、4日後、グループ①が、はるかに幸福度が高かったそうです。

 

3. 過去の「幸せだった出来事」を書き出す

「2」の追跡調査で、2つのグループに分けて、グループ①には「これまでに体験した最高の瞬間」を、グループ②には「これまでに体験した最悪な瞬間」を思い出して書かせて、3か月後に知らべたところ、グループ①の方が大きな幸福度を感じていたそうです。

 

4. 愛する人のことを書き出す

心理学実験によると、被験者を2つのグループに分けて、グループ①には「自分が愛している相手」について考えてもらい、なぜその相手が大切なのかを書き出してもらった。一方、グループ②には単に前の週に起きた出来事を書き出してもらった。これを5週間の間に同じことを3週間行なってもらったところ、グループ①が幸福感が大幅に増加し、ストレスが減り、コレステロール値も下がったそうです。

 

5. 「物品」を買うよりも「経験」を買う

ある調査によると、対象者に幸せになるためにお金を出した物品と体験を書き出してもらい、その買い物で自分の気分が高揚した割合を回答してもらいました。

また他の実験では、対象者を2つのグループに分けて、グループ①には「最近買った物品」を、グループ②には「最近買った体験」を書いてもらい、現在の気分を評価してもらいました。

すると、どちらの結果も、短期的・長期的な幸福感の両方で、体験を買う方が物品を買うよりも人の気分を良くする、という結果が出たそうです。

 

6. 人のためにお金を使う

ある調査によると、対象者に自分の幸福度を採点してもらった上で、自分の収入と自分のために使う金額および他人の人や寄付に使う金額を書き出してもらいました。

また、別の研究では、会社員を対象に、ボーナスを受け取る前と後の出費と幸福感について調べました。

すると、両方とも、収入の多くを自分以外の人・ことに使う人の方が、はるかに幸福感が大きかったそうです。

 

7. 微笑む、あるいは微笑む表情をする

心理学実験によると、被験者を2つのグループに分けて、グループ①には「上下の歯で」鉛筆を咥えさせ(=疑似的に微笑んだ顔になる)、グループ②には「唇だけで」鉛筆を咥えさせ(=疑似的に不満そうな顔になる)た。すると、グループ①の方が、幸せな気分になり、読ませた漫画をより可笑しいと感じたそうです。

また、別の研究では、微笑んだあとも幸せな気分は残り、他の人積極的に付き合ったり、幸せな出来事を思い出す割合が高まったそうです。

 

8. 背筋を伸ばす

心理学実験によると、被験者を2つのグループに分けて、グループ①には背筋を伸ばした姿勢で、グループ②には前かがみの姿勢で、椅子に座って3分過ごしてもらいました。すると、グループ①の方がずっと幸せで、テストの成績も良かった。

 

9.他の人のために祈る

心理学研究によると、他の人のために祈ることがストレスを軽減し、幸福感を高めるそうです。ただし、新車や新居など、物について祈っても効果はなかったそうです。

 

 

 

解説

 

「6」以外は、特にコストのかからず、労力もほとんど必要ない、ごく簡単な幸福感が高まる、ということで、絶対にやった方が絶対に人生が豊かになるでしょう。

僕自身は、「2」「3」「9」を毎日の習慣にしています。個人的には特に「9」が(簡単なので)お気に入りです。

 

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