「今日は幸運な一日だった!」「今日はなんてツイてないんだ…」。
人生で一度くらいは、こんな台詞を言ったことがありますよね。そして出来れば、「ツイていない日」は少しでも少なく、「幸運な日」は少しでも多く、していきたいですよね。
今日ご紹介するエクササイズは、「幸運な日」を確実に増やす簡単な手法です。しかも、特に疑問を挟む余地のない、ものすごく論理的な方法です。
その名も、「どうぞ良い一日を」という名前のエクササイズです。
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ソースは以下になります。
『ポジティブ心理学入門: 「よい生き方」を科学的に考える方法』(クリストファー・ピーターソン)
※アマゾンの紹介文より
ワクワク、ウキウキを科学する学問!?私たちの人生を本当に豊かにしてくれるものは何か。ポジティブ心理学入門の決定版。
【著者略歴】クリストファー ピーターソン(Christopher Peterson)
米・ミシガン大学心理学部教授、ペンシルベニア大学心理学部客員教授。イリノイ大学で心理学の学位を、コロラド大学で社会心理学、人格心理学の修士号および博士号を取得。 教育分野における受賞多数。研究論文が最も多く引用される世界の心理学者100人の1人に名を連ねる。ポジティブ心理学創始者の一人で、ポジティブ心理学運営委員会委員。 国際ポジティブ心理学会理事。The Journal of Positive Psychologyの顧問編集者ほか編集雑誌多数 。
「どうぞ良い一日を」のやり方は以下の通りです。
・ノートかエクセルシートを用意して、今日一日のあなたの行動を思い出して記録する。
・次に、今日一日の評価を10点満点で得点化する。点数の基準は以下の通り。
・10点: 自分の人生で最高の一日だった
・9点: 特別に良い一日だった
・8点: 素晴らしい一日だった
・7点: とても良い一日だった
・6点: 良い一日だった
・5点: 平均的で普通の一日だった
・4点: 平均以下の一日だった
・3点: ひどい一日だった
・2点: とてもひどい一日だった
・1点: 自分の人生で最悪の一日だった
・これを最低2週間、出来れば1ヶ月続ける。
・エクササイズ期間が終わったら見返してみて、「良い一日」と「悪い一日」のパターンを確認してみる。
本書によれば、このエクササイズを試した人は皆、はっきりしたパターンが見つかったと報告しており、場合によっては自分でも驚いてしまうようなパターンを見出した例もあると言います。
例えばスポーツ選手なら、良い記録が出せる時と不振に終わってしまう時を比べてみて、どんな走り方が、打ち方が、投げ方が良いのか、どんなコンディションの時が良いのか、どんなメンタル状態の時が良いのか、分析することでしょう。
或いは、会社経営者なら、どんな戦略なら、どんな商品を作ったなら、どんなキャンペーンを打ったなら、どんなチャネルに乗せたなら売上が上がるのか、分析することでしょう。
考えてみれば、こうした分析を「日々の幸福」のために導入しない、という方がナンセンスな話かもしれません。
このエクササイズの結果、僕の場合は、「良い一日」とは、自分の立てたスケジュール通りにタスクがこなせた日や、設定したto doをうまくクリアできた日、ということがわかりました。意外とそんなことで、日々の幸せは成り立っているものなのですね。
あなたにとっては、どんな日が幸運な日でしたか?
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