目標を達成するにはどうしたらいいのか。これに関しては、既に様々な研究結果が報告されています。

下記の書籍は、特にこれをテーマにしたものではありませんが、わかりやすいフレームワークと実験結果が載っていたので、本日はこれをとりあげてみたいと思います。

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こんな本に書いてありました。

 

 ソースは以下になります。

 

『ウィナーズ―勝利をつかむ思考』(アラスター・キャンベル)

 

※アマゾンの紹介文より

アラスター・キャンベルは、勝利のすべてを知っている。トニー・ブレア元首相の広報担当者兼参謀として、総選挙でイギリス労働党を3回連続での勝利に導いた経験の持ち主で、勝利を手にするためになにが必要なのかに強い関心をいだいてきた。

どのようにして、スポーツのスター選手は目覚ましい成績を上げ、辣腕起業家はビジネスを成功させるのか? どうすれば、人は自分の夢を実現できるのか? 成功する人は、天性の資質に恵まれているのか? それとも、いわば「勝者のマインドセット」は、誰でもはぐくめるものなのか? キャンベルは、トップアスリートや一流経営者に始まり、国の指導者にいたるまで、さまざまな分野の才能豊かな人々の実例を鋭く分析し、さらにはみずからの政治とスポーツの経験をもとに、成功するための条件をえぐり出した。

本書では、勝者の行動様式を描き出し、勝者がどのように優れたチームを築き、予想外のピンチと新しい試練にどのように対処しているかを解き明かす。そして、政治、スポーツ、ビジネスというまったく異なる世界が互いになにを学ぶべきかを論じ、誰もが実践できる「勝利への青写真」を示す。

ドイツのメルケル首相、クリントン元アメリカ大統領、アルバニアのエディ・ラマ首相など世界を動かす指導者に始まり、ヴァージン・グループ総帥のR・ブランソン、アメリカ版ヴォーグ編集長アナ・ウィンターら、長くトップを牽引し続けるビジネス界のリーダーたち。さらには多くの信奉者をもつサッカーのモウリーニョ監督、陸上長距離界の哲人・ゲブレセラシェ、ボクシング5階級制覇のメイウェザー、大リーグのイノベーター、元アスレチックスGMビリー・ビーン、チェスのグランドマスター、G・カスパロフ……と、政界・ビジネス界・スポーツ界ほか数多の「勝者たち」への膨大なインタビュー、至言の引用を元に構成した、これまでにまったく類のない「勝利」へのレッスン。

日常のささやかな目標から、世界を変える活動まで。 勝利を収めたいと願うすべての人を奮い立たせる、刺激に満ちた1冊。

 

[本書に登場する勝者たち]

ネルソン・マンデラ(元南アフリカ大統領)/デーブ・ブレイルズフォード(自転車競技コーチ)/アリアナ・ハフィントン(ハフィントン・ポスト創業者) /アーセン・ヴェンゲル(アーセナル監督)/バラク・オバマ(元アメリカ大統領)/ビル・ゲイツ(マイクロソフト共同創業者)/ジャック・ウェルチ(GE前CEO)/ジョゼップ・グアルディオラ(マンチェスター・シティ監督)/クライブ・ウッドワード(ラグビーコーチ)/ミハイル・ゴルバチョフ(元ソ連最高指導者)/イーロン・マスク(起業家)/ウォーレン・バフェット(投資家)/ベン・エインズリー(ヨット競技選手)/トニー・ブレア(元イギリス首相)/ジョン・ブラウン(BP元CEO)/ジェフ・ベゾス(アマゾン創業者)/ジミー・ウェールズ(ウィキペディア創設者)/ウサイン・ボルト(陸上短距離選手)/ジョー・トーリ(元ニューヨーク・ヤンキース監督)/ディエゴ・マラドーナ(元サッカー選手)/ウィリー・ウォルシュ(ブリティッシュ・エアウェイズ元CEO)/マイケル・フェルプス(競泳選手)/スティーブ・ジョブズ(アップル共同設立者)/セバスチャン・コー(元陸上中距離選手)/アンディ・マッカン(スポーツ心理学者)/ジョニー・ウィルキンソン(ラグビー選手)/マイケル・ジョーダン(元プロバスケットボール選手)/ジム・オニール(ゴールドマン・サックス エコノミスト)/トム・ブレイディ (アメリカン・フットボール選手)/デーヴィッド・ベッカム(元サッカー選手)

(著者略歴)

キャンベル,アラスター

1957年、英国ヨークシャー生まれ。ケンブリッジ大学(現代言語専攻)を卒業後、ジャーナリズムの世界へ入る。94年、イギリス労働党の党首トニー・ブレアに請われ、広報責任者に就任。その労働党が97年の総選挙で政権を奪取したのにともない、首席報道官に就いた。のちに、首相官邸のコミュニケーション・戦略局長を務める。現在は、国内外で執筆、講演、コンサルティング、政治など、多彩な活動に携わる。白血病・リンパ腫患者の支援団体「ブラッドワイズ」の募金責任者、精神疾患患者の権利擁護活動「タイム・トゥ・チェンジ」のアンバサダーも務めている。。

 

 

これが「目標達成しやすい目標設定の原則」だそうです。

 

「SMARTの原則」に則った目標設定をするとその目標を達成しやすくなる。

「SMARTの原則」とは下記の頭文字をとったもの。

  • Specific(明確な目標)
  • Measurable(計測可能な目標)
  • Attainable(達成可能な目標)
  • Relevant(現実的な目標)
  • Time-limited(期限付きの目標)

 

 

これが「目標達成に関する実験結果」だそうです。

 

  • アメリカのドミニカン大学で行なわれた実験で、150人の成人を5つのグループに分け、翌月に達成したい目標を考えてもらった。
  • 5つのグループとは、①目標を考えることだけするグループ、②目標を紙に書くグループ、③目標を紙に書いてそれを達成するためにやることを説明するグループ、④「グループ③」と同じことをした上で更に自分の目標と計画を友人に披露するグループ、⑤「グループ④」と同じことをした上でその友人に毎週進捗状況をレポートで提出するグループ、の5つ。
  • 実験終了段階でそれぞれのグループの達成度を測定したところ、グループ①は43%、グループ②は61%、グループ③は51%、グループ④は64%、グループ⑤は76%であった。
  • つまり目標と計画を全て書き出し、それを他の人に表明し、進捗状況を報告することが目標達成を後押しすることがわかった。

 

 

上記をどのように考えるか。

 

「SMARTの原則」は様々な書籍に引用されているのでご存知の方も多いと思います。明確で、計測可能で、達成可能で、現実的で、期限つきの目標を立てると達成しやすくなると言われています。

SMARTの原則が目標「設定」に関してのフレームワークだとすると、ドミニカン大学の実験結果は目標「管理」あるいは「運用」に関する示唆を得られるものだと言えるでしょう。

ざっくり言うと、目標を具体的で現実的な、かつ計測可能な言葉で定義し、更に達成期限を決める。そしてその目標を書き出して、その達成プランを練り、公言し、更に進捗管理をする。そうすると、達成しやすくなるというものです。

明確な言葉や現実的な言葉で表し、達成期限を決めるのは、達成のためのモチベーションを高めるためであり、他の人に公言して進捗を報告するのは、そうすることで強制力・拘束力を高める効果があるのでしょう。ただ、個人的には、他人からの圧力や拘束力が必要になるほど困難な目標はそもそも目標設定として適していないのでは?という疑問も感じます。

どうも僕自身は我慢とか忍耐とかができないタイプで、目標達成のために最も重視するのは「達成計画を練る」というプロセスです。つまり、達成のために最も忍耐の必要のないルートを検討することで、最小限の努力で達成することを目指します。

例えば以前、ダイエットをした時は、運動はしたくないし、かといって食事の量や回数を減らすのもイヤだったので、低カロリーでも満腹感のある食べ物を多く摂ることで、ほとんど苦痛を味わうことなく目標体重に減らすことができました。

よほど意志の強い人間でない限り、忍耐の多い方法では継続することはできません。なので、何かを達成したいときは、自分の意志の強さなどあてにせず、なるべく忍耐の少ない方法を考えるべきでしょう。

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