先日もとりあげましたが、長生きをするための研究というものも世界中で進んでいます。
今回は少し古い本ですが、100歳以上のご老人たちを対象に、他の人たちと何が違うのかを研究した結果が載っていましたので、これを見ていこうと思います。
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ソースは以下になります。
『100万人100歳の長生き上手』(トーマス・T. パールズ)
※アマゾンの紹介文より
もっと楽しく豊かに老いていくために!! 100歳以上の元気な老人たち=センティナリアンに学ぶ「生き方上手」の智恵。アメリカには5万人以上のセンティナリアンが生活する。元気に老いるコツとは?
(著者略歴)
パールズ,トーマス・T.
ハーバード大学医学部助教授。ベス・イスラエル・ディーコネス・メディカル・センターの老人病学者であり、ニューイングランド・センティナリアン・スタディ(NECS)の創設者であり、所長でもある。彼の研究は、著名な科学雑誌、一般紙のほかテレビ・ドキュメンタリー番組などでも有名である。
【態度】
- 老化についてどう感じるかが、力強く生きられるかどうかのカギとなる。センティナリアン(100歳以上生きる人)は年齢によって生き方が制限されるとはまず考えない。逆に与えられた機会や可能性を最大限活用する。
【遺伝子】
(割愛)
【運動】
- 高齢になればなるほど、体力と筋力を維持するトレーニングが重要になる。増加した筋組織は脂肪をより効率的に燃焼させ、心臓病になる危険性を減少させ、健康だという意識を飛躍的に高める。
【マインドセット】
- 常に新しいことに挑戦する。新しい活動、異なる分野に取り組み、意識を常に活発な状態に保ち、脳の異なる部分を使う。これまで縁遠かったチャンスや可能性を利用する。例えば第2の職業についたり、ボランティア活動、音楽指導、著述、旅行などをする。
【栄養摂取】
- 果物や野菜を重点的に摂るようにし、肉、バターなどの飽和脂肪酸、マーガリンなどの水素添加脂肪、甘い菓子を極力減らす。センティナリアンは、ほとんど肥満に該当する人がいない。肥満を避けるために、節度を持って食べる。健康的な食生活をするとともに、抗酸化作用のあるビタミンEとセレンでそれを補助する。
【ストレス】
- ストレスをうまく解消する。センティナリアンは、くよくよ悩んだりせず、ごく自然に心理的ストレスを排除できる。ユーモアや瞑想、太極拳、運動、楽観主義は、ストレスを上手にコントロールする重要な手段の一部だ。
上記で挙げられた「100歳まで生きるために気を付けるべきこと」のうち、個人的に「運動」と「栄養摂取」にはあまり関心がないので、他の面(主に心理的なこと)を見ていきたいと思います。
「態度」を見ると、つまり加齢に代表される様々な現象に対して、それで自分の生き方が制限されると思うのではなく、それを気にせず更なる目標を目指すということであり、有名なキャロル・S・ドゥエック教授の「硬直型マインドセットと成長型マインドセット」の理論(「能力が変化することはない」と考える子供よりも「成長によって開発されていく」と考える子供の方がその後の成長が見込まれるとされる理論)を想起させます。
また「マインドセット」や「ストレス」に描かれる考え方は、「前向きに何でも取り組み、何かあってもくよくよしない」という、いわゆる「ポジティブシンキング」に限りなく等しい考え方であると言ってよいでしょう。
つまりは、マーティン・セリグマン教授らが指摘するように、ポジティブな考え方は様々な問題を解決して自身の成功確率を高めるだけでなく、長生きしやすくなるというベネフィットがあると考えてよいでしょう。これは改めて驚くべきことだと思います。
僕自身、かなりのネガティブ志向で何かあるとすぐ落ち込んでしまうので、「ABCDEモデル」や「ポジティビティ・ポートフォリオ」などのツールを使って落ち込み過ぎないように気を付けたいと思います。(経験上、両方ともかなり効果的です。)
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