「成功者」たちを科学的に調べた研究結果はたくさんありますが、以下もその1つです。

名著『ビジョナリー・カンパニー』の著者、ジェリー・ポラスらは「自分自身の成功を定義し、最低20年以上その分野で長く続く影響を与えられるようになった人」を「ビジョナリーな人」と定義して、彼らを成功に導いた要因を分析しています。

今日はこれを見ていきたいと思います。

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こんな本に書いてありました。

 

 ソースは以下になります。

 

 『ビジョナリー・ピープル』(ジェリー・ポラスほか)

 

 

※アマゾンの紹介文より

 

自分の道を追求しつづける人たちがいる。ひたむきに、真っ直ぐに、生きていく人たちがいる。自らのビジョンに向かって突き進み、彼らは新しい時代を切り拓く。彼らは、世界に変革を巻き起こす。

そんな人々を、「ビジョナリー・ピープル」と呼ぶ。

ネルソン・マンデラ、ダライ・ラマ、ジミー・カーター、リチャード・ブランソン、ビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズ、ヨーヨー・マ、U2のボノなど、世界各国、200人以上のビジョナリー・ピープルに、歴史的名著『ビジョナリー・カンパニー』の著者らが10年間にわたりインタビューを実施。徹底した分析により、成功者の条件を明らかにした。

人は、何のために生きるのか。私たちは、いかに生きるべきなのか。自分の道をすすむ勇気が湧いてくる。

 

(著者について)

ジェリー・ポラス

スタンフォード大学ビジネススクール名誉教授。ジム・コリンズとの共著『ビジョナリー・カンパニー』は25か国語に翻訳され、全世界で100万人以上の読者を獲得。専門は組織行動・組織変革。世界をめぐって経営者に対して先見性のある企業についての講演を続けている。

 

スチュワート・エメリー

ヒューマンポテンシャルムーブメント生みの親のひとり。アクチュアライゼーションズ社の初代CEO。多数の国でセミナーを開催、これまで30年の間に12,000人以上の人たちを指導。コンサルタントとして、一世を風靡したマスターカードの”プライスレス”キャンペーンを主導した。

 

マーク・トンプソン

コーチ/アドバイザー。シュワブドットコムの元エグゼクティブ・プロデューサー。本書の基礎となった数多くの資料を、世界中のビジョナリー・ピープルとの個人インタビューを通して収集分析。フォーブス誌による評価では、アメリカ国内一流のベンチャー投資家とされる。

 

 

これが「自分の夢を叶えた人」に共通するルールだそうです。

 

「ビジョナリーな人」(自分自身の成功を定義し、最低20年以上その分野で長く続く影響を与えられるようになった人)の成功要因には以下のようなものがあったと言う。

 

【意義】

  • 自分の好きなこと、生きがいにひたすら情熱を傾けている

【思考スタイル】

  • 世界を変えよう、良くしようという大義を持っている
  • 失敗を失敗で終わらせず、そこから学習して次に繋げる
  • 弱点は克服せず、うまく付き合い、時には利用する

【行動スタイル】

  • BHAG(乗るかそるかの冒険的な目標)を設定し、その達成に命を縣ける
  • 論争や対立を恐れず、それを通してより良いアイデアにブラッシュアップさせる
  • 自分の夢に共感してくれる人を結集させる

 

 

 

上記をどのように考えるか。

 

本書は個人的には『ビジョナリー・カンパニー』に遜色しないほどの名著だと思っているのですが、正直に言うと、翻訳が悪いのか、結論がぼやっとしていて非常にわかりにくいです。

巻末にこの研究における調査設計や分析フレームが載っており、それを見る限りはかなり精緻な調査を行っていることがうかがえ、その結論は信頼のおけるものだと思っていいでしょう。にも拘わらず、「で、結局、成功要因は何なの?」という肝腎なところがわかりにくく、これを読み解くのにとても苦労しました。同じ理由で、上記に挙げた7つの項目は、文中の言葉ではなく、僕自身の言葉でまとめ直したものになります。

 

これまで僕は、数多くの「成功者研究」を見てきましたし、自分でも43人の大富豪の共通点を分析したこともあります(その結果は拙著『大富豪の伝記で見つけた 1億稼ぐ50の教え』に記載しています)。

そしてそれらに共通することは、「好きなことをしている」ということと、「世界を変えようとしている」ということのように思います。

前者に関しては、「好きなことをする」ことが最もモチベーションを維持できるからだと思っています。単純な話、何かに秀でて、世間的な評価を得るためには、ほかの人より何倍も努力して、何倍も時間を費やすしかないはずです。そして自分の「好きなこと」ほど、あまり労苦なく、努力を重ねやすく、時間を費やしやすいのは自明の理ではないかと思うのです。つまり、「好きなことをしている人ほど成功しやすい」ということは、「得意教科の方が成績が良くなる傾向がある」ということと同じくらい当たり前のことを言っているに過ぎないと考えています。

そしてもう1つ、大事なことが「世界を変えようとしている」というキーワードです。「好きなこと」という、(ある意味で)自己満足のみのモチベーションはどこかで限界を迎えます。その時に自分を後押ししてくれるのは、「今、自分が行っていることが、誰かのために(世界のために)なっているはず」というモチベーションではないかと思います。特に、僕みたいにあまり行動力がないタイプの人間にとっては、「本当は僕はやりたくないのだけれど、ほかの人のためにイヤでも頑張らなくっちゃ!」という、自分を行動に駆り立てるための、自分への言い訳になってくれたりします。

この2つがモチベーションとしてあれば、行動スタイルは後でついてくるのではないか、というのが僕の仮説です。

 

 

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