死ぬ時に何かを後悔するなんて、絶対にイヤだなと思います。死ぬ時に何も後悔しないようにするために、ただそれだけのために今を必死で生きているような気がしています。

以下の書籍は、数多くの患者の死を看取った著者が聞いた、患者が亡くなる際に後悔する5つのことについて書かれたものです。本日はこれを見ていきたいと思います。

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こんな本に書いてありました。

 

『死ぬ瞬間の5つの後悔』(ブロニー・ウェア)

 

※アマゾンの紹介文より

数多くの「最期」を看取った女性介護人が死の床で聞いた、誰にでも共通する後悔とは?人生は今からでも変えられる。器用に生きられないあなたに贈る一冊。

 

(著者略歴)

ウェア,ブロニー

オーストラリア生まれ。緩和ケアの介護を長年つとめ、数多くの患者を看取った。その経験を基にして書いたブログが大きな注目を集め、それをまとめた『死ぬ瞬間の5つの後悔』は26ヶ国語で翻訳され、世界中で読まれている。イギリスGuardian紙に掲載された同書に関する記事は、日本でも紹介され、大きな話題を呼んだ。作詞作曲家、作詞の講師でもある。

 

 

これが「多くの患者が死ぬ時に後悔する5つのこと」だそうです。

 

  1. 自分に正直な人生を生きればよかった
  2. 働きすぎなければよかった
  3. 思い切って自分の気持ちを伝えればよかった
  4. 友人と連絡をとりつづければよかった
  5. もっと幸せを求めればよかった

 

 

上記をどう考えれば良いか。

 

個人的には、正直ちょっと期待外れな本でした。僕は、上記の5つが実際にどんな文脈で言われたのか、どのように統計をとったのかを知りたかったのですが、もともとブログに書かれていたものをまとめて作られたという本書は、どちらかというと著者のブロニー・ウェアが患者とどのように触れ合い、どんなことを考え、そしてその後彼女はどんな人生を描いたのかにスポットライトが当てられており、僕の知りたかったことがあまり書かれてはいませんでした。加えて、あまりうまいとは言えない冗長な文章が個人的にはかなり読みづらく、結果としてほとんどのページを流し読みすることになってしまいました。

 

ただ、この「多くの患者が死ぬ瞬間に後悔する5つのこと」を発見した彼女の功績は素晴らしいと思っています。僕がこれを初めて知ったのは数年前で、同名のWEB記事を見たのがきっかけだと記憶しています。その際は、一番最初の項目は「もっと自分らしく生きればよかった」と翻訳され、これが最も多いと記載されていました(本書を読んでも、上記の5つがランキングなのか、順不同なのかははっきり書いていません。)。ただどの項目も、忙しい毎日に追われる私たちをはっとさせるには充分な内容なのではないかと思います。

「3」と「4」は人間関係についての内容です。ポジティブ心理学の研究結果の中にも、良い関係の友人がいる人ほど幸福度や人生の満足度が高いという統計結果があったと思うので、きっとこれは間違いないのでしょう。今回はこれ以外の「1」「2」「5」について考えてみたいと思います。

私たちは生きていくために、もしくは非常に薄弱な理由のもとで、自分の「価値観」や「好きなこと」、或いは「人生の目標」といったものよりも、「目の前の仕事」や「誰かへの配慮」や「社会的責任」などを優先しがちです。もちろん、誰かのために尽くすこと自体が自分の人生の喜びである、という人もいらっしゃいますし、必ずしもそれが間違っているという訳ではありませんが、そうやって自分のことを後回しにして生きてきて、死ぬ時に後悔するとしたらそれは、悪夢以外何ものでもないのではないでしょうか。

 

僕は数年前に「多くの患者が死ぬ時に後悔する5つのこと」を知って、自分の好きなこと、意義があると思うことを最も優先順位を上げ、それ以外の時間をできる限り減らすようにしました。くだらない会議はほぼすべてスルーし、不毛な飲み会はすべて断ることにしました。仕事は猛スピードで終わらせ18時には会社を上がり、社外活動=自分が意義があると思うことを調べ、まとめ、執筆し、書籍やWEBを通して発信する、という時間を最大化することにしました。去年からは会社すら辞め、個人作業に専念しています。それもこれも、「死ぬ時に後悔するなんて死んでもイヤだ!」という恐怖感から来るものです。

就職や結婚すら当たり前ではなくなったこの世の中で、「死」というものだけが唯一、確実に起こるライフイベントとして一人一人の人生に規定されています。そこから逆算した時に、どんな人生だったら後悔のない死を迎えることができるか、その理想の人生に近づくにはどうしたらいいのか、僕は毎日、自問自答します。そうしないと怖くて仕方ないからです。

「死を思え」と訳される、ラテン語で言うmemento moriという概念は、僕たちの人生を照らし出すための非常に有用な概念であると僕は思います。

 

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