僕はかなり打たれ弱いところがあり、人から批判されるとすぐに落ち込んでしまうところがあります。その中でも、調子に乗って何かをしている時に間違いや品質の低さを指摘されると、「恥ずかしい!」と思って死にたくなります。

下記でご紹介するのは、この「恥ずかしさ」という感情を研究している心理学者の著書です。

この中から、「恥ずかしさを乗り越える方法」を見ていきたいと思います。

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こんな本に書いてありました。

 

『「ネガティブな感情」の魔法』(ブレネー・ブラウン)

 

※アマゾンの紹介文より

いままでの“常識”をくつがえす新しい「心のルール」!TEDトークで1000万人に驚きと感動を与えた“恥”と“弱さ”の最新心理学。

 

(著者略歴)

ブラウン,ブレネー

Ph.D.,L.M.S.W.心理学者、作家。ヒューストン大学ソーシャルワーク大学院研究教授。過去10数年間、「自分のもつ弱さや羞恥心を受け入れること」「勇気をもって前に進むこと」「心から自分らしく生きること」についての研究を行なう。優秀な講演家に贈られる賞を数々受賞、テレビやラジオにも多数出演して、長年の研究成果を広めている

 

 

 

これが「羞恥心に関する基本的事実」だそうです。

 

  • 羞恥心は「自分は愛されていない」という恐怖心から生じる。自分らしく生き、自分の価値を感じとることとは正反対の考え方である。
  • 羞恥心とは、「自分には欠陥があるので、愛される価値や人とつながる価値がない」という悲観的な思考から生じる、痛ましい感情や経験である。
  • 羞恥心は誰もが持っていて、皆が恥ずかしいことを話すことを嫌がる。そして羞恥心は心を支配する

 

これが「羞恥心を克服する方法」だそうです。

 

  1. 恥について理解し、どんな社会的メッセージや自分の予測が自分の中にある「恥ずかしさのスイッチ」を入れるのか理解する
  2. 「そんな欠点がある奴は、きちんとした人間とは言えない」というメッセージが飛んでくることを冷静に予測し、批判に惑わされない
  3. 信頼できる人に助けを求め、恥ずかしい体験を打ち明ける
  4. 「恥ずかしい」と言う言葉を使い、どんな気持ちを打ち明け、必要なら助けを求める

 

これが「自分を思いやる方法」だそうです。

 

  1. 悩み、失敗した時、自己批判をして自分を罰したり、心の痛みを無視したりせず、自分自身に対して温かく、理解を示す
  2. 誰しもが自分が無力だと感じ、悩むことがあるということを知る
  3. ネガティブな感情の中にある「痛み」を注意深く見つめる。ただし、そうした思考や感情を大げさに捉えない。(ネガティブな感情をくよくよと拡大しすぎると、その感情に翻弄されてしまう。)

 

上記をどう考えれば良いか。

 

前述の通り、僕はかなり落ち込みやすいタイプです。例えば、著書にネガティブなレビューがつく度に、軽く凹みます。すべての人が、「エラそうに書いてるクセに、自分自身が全然イケてないじゃん!バカじゃないの?」と言っているように思え、恥ずかしさで胸がいっぱいになります。

本を上梓する以上、批判する人も当然出てくる、と覚悟はしていても、やっぱりイヤな気分にはなるものです。

そこで、上記の「羞恥心を克服する方法」を見ていくと、「人に打ち明ける」ということが大事ということがわかります。確かに、昔の失敗談をネタに出来るようになると、気持ちがかなりラクになるものです。

なるほど、と思うと同時にこんな疑問も湧いてきます。「『人に打ち明ける』ことができるようになった時って、そもそも傷が癒えているからこそそれが出来るのであって、その傷が癒えるまでは結局は時間の経過を待つしかないのだろうか?」。……だとしたら、それは「羞恥心を克服する方法」とは言えないのではないでしょうか。

そこでもう一度上記を見直してみると、「自分を思いやる方法」というものが有効に使えるのではないかと思います。先ほどの僕の例でいえば、「レビューで批判された」こと、そのものよりも、それをきっかけにして、自分で自分に対して「エラそうに書いてるクセに、自分自身が全然イケてないじゃん!」と罵倒していることが一番傷を抉っていることに気付きます。

失敗することや批判されることは避けられません。でもその後に、更に自分で自分を責めるというのは止めて、失敗して傷ついている部下や後輩を慰めるように、自分に思いやりを持って労わる、という姿勢が大事なのでしょう。少なくとも、人が落ち込んでいる時に更に追い込むようなことをするような外道な真似を自分に対してする必要はないということです。

 

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