メッセージには記憶に残りやすいものとそうでないものがあります。

この違いがどこにあるのかを科学的に検証したのが下記の書籍です。

本日は「記憶に残るメッセージ」の秘訣について見ていきたいと思います。

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こんな本に書いてありました。

 

『アイデアのちから』(チップ・ハース、ダン・ハース)

※アマゾンの紹介文より

全米でも150万部を超える「支持」を得た本書は、実はこれも全米ベストセラーのマルコム・グラッドウェル著『ティッピング・ポイント』(邦訳は『急に売れ始めるにはワケがある』ソフトバンク文庫)に触発されて書かれた。
『ティッピング・ポイント』では、流行や社会現象を起こすものには、
(1)少数の目利きに浸透する、(2)記憶に粘る、(3)背景が味方する、
の3つの法則があることを明らかにした。
本書は(2)の「記憶に粘る」という点をより深く、より多角的に取り上げ、一度聞いたら決して忘れないメッセージ、人を行動に駆り立てるような言葉について6つの法則を明らかにした。
ジョン・F・ケネディ米大統領の「人類を月へ」という演説はアメリカ国民を熱狂させ、ソニー創業者の井深大の「ポケットに入るラジオ」というコンセプトは、ソニーを世界企業に飛躍させた。すごいアイデアは人を動かし、歴史を動かす。そうした具体例が豊富に盛り込まれたアイデア創造のヒントになる内容となっている。

(著者略歴)

ハース,チップ
スタンフォード大学経営学部教授(組織行動論)

ハース,ダン
デューク・コーポレートエデュケーションのコンサルタント。ニューメディア教科書会社「シンクウェル」の共同創設者

 

これが「記憶に残るメッセージの原則」です。

 

  1. シンプルである
  2. 意外性がある
  3. 具体的である
  4. 信頼性がある
  5. 感情に訴える
  6. ストーリー性がある

 

 

これが「記憶に残るメッセージの原則」の詳細です。

 

1.シンプルである

  • 核になるメッセージを簡潔に伝える
  • 3つ以上のことを言うくらいなら1つに絞る方がマシ
  • 複雑な場合は、既知の概念に喩える

 

2.意外性がある

  • 意外性のある点を抽出する
  • パターンを裏切る
  • 隙間理論:「何故○○は○○なのか?」という謎を提起する
  • 知識の欠損を埋める

 

3.具体的である

  • 例示や比喩を用いる
  • 具体的な名称、特に固有名詞を使う

 

4.信頼性がある

  • 肩書きや資格、有名人の名前などを呈示する
  • 逆に代表性のある一般人に言わせる
  • 統計数値は身近なことに置き換えて示す

 

5.感情に訴える

  • 集団を見せるよりも特定個人にスポットライトを当てる
  • 相手の利益を呈示する
  • 相手の自尊心をくすぐる

 

6.ストーリー性がある

  • 励まし、絆、創造性などの筋書きを用意する
  • 単調なスローガンよりエキサイティングなストーリーを示す

 

 

 

上記をどう考えれば良いか。

 

6つとも、確かにと思わせる原則です。

例えば、数年前にベストセラーになった、「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」という秀逸なタイトルを考えてみましょう。

まず、タイトルが「シンプル」であり、何故○○は○○なのか?という謎を提起して「意外性」を出しています。

そして会計学を身近で「具体的」な「さおだけ屋」という事例に置き換えることで、「信頼性」を担保しています。そして特定個人にスポットライトを当てて「感情に訴え」ていますし、「ストーリー性」があります。

まさに、「記憶に残るメッセージの原則」に則った秀逸なタイトルと言って良いでしょう。

 

ただ、僕のようにあまりクリエイティブセンスやコピーライティングスキルがない人間は、「感情に訴える」「ストーリー性」と言われてもなかなか難しい気がします。

そこで、誰かに何かを伝えないといけない時があったら、最低限、

  • シンプルに言う(1メッセージに絞る)
  • 具体的に言う(具体的な名称を出す)

という2点を心がけることでも変わってくるのではないかと思います。

 

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