「あなたの生きる目的は何ですか?」と訊かれて、即答できる人は少ないでしょう。

そんなことわからなくても生きていける、と考える人も多いと思います。

ところが、「生きる目的」を持つと健康になり長生きするとしたら、

持たないより持った方がいいに決まっています。

今日はこの「生きる目的」について見ていこうと思います。

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こんな本に書いてありました。

 

『目的の力 幸せに死ぬための「生き甲斐」の科学』(ヴィクター・J・ストレッチャー)

 

※アマゾンの紹介文より

人は何のために生きるのか?「生きる目的」を科学と哲学的見地でリサーチした話題の書。

(著者略歴)

ストレッチャー,ヴィクター・J.

ミシガン大学教授。パブリック・ヘルス(公衆衛生)の大学院でイノベーションやソーシャル・アントレプレナーシップの教鞭をとっている。行動科学と先端技術を用い健康・幸福度の向上を目指す先駆者として知られ、ジョンソン&ジョンソンが運営する”デジタル・ヘルス・コーチング”のウェブサイトHealth Mediaの設立者でもある。

 

 

 

これが「生きる目的を持った方がいい理由」です。

 

  • 自己を超えた「生きる目的」は、健康と幸福をもたらし、病気や死から守ってくれる
  • アメリカの中年男性7000人の追跡調査では、生きる目的の得点が1~7点のうち1点上がるだけで死亡リスクが12%下がるという結果が出た。
  • 心臓疾患のある1500人の成人を追いかけた調査では、生きる目的の得点が1~6点のうち1点上がるだけで心臓発作を起こす確率が27%下がるという結果が出た。
  • 6000人の成人を4年わたって調べた調査では、生きる目的の得点が1~6点のうち1点上がるだけで脳卒中のリスクが22%下がるという結果が出た。
  • 生きる目的が明確にある人は、そうでない人よりも心理的、社交的な面でうまくやれている。性生活も良好で、よく眠れるし、鬱になることも少なく、よりリラックスできている。
  • 目的のある人生とは、エネルギーと意志力を要する動的な過程である。これを高めるには、SPACE、つまり睡眠(Sleep)、プレゼンス(Presence)、運動(Activity)、創造性(Creative)、食事(Eating)の質を高めると良い。

 

 

これが「生きる目的を見つけるためのステップ」です。

 

■ステップ1

  • 以下のリストから、あなたが人生で特に大切に感じているものを3つ選ぶ
  • リスト:達成、コミュニティ、創造性、楽しみ、専門知識、自立、親切、人間関係、評判、責任、安全、自己制御、スピリチュアル、伝統、経験、責任、活力
  • 上位3つの価値を選んだら、それぞれがなぜ自分にとって重要なのか、紙に書き出す

 

■ステップ2

  • あなたの模範とする人物を考えてみる
  • 人物は、家族でも、歴史上の人物でも、アニメや漫画のキャラクターでも良い

 

■ステップ3

  • 墓石テストをする。
  • 墓石の輪郭を描いて、あなたの名前、生年月日を書き入れ、死亡日は「今日」と書き、あなたの墓石碑を書き込んでみる
  • 葬儀の日、列席者に何と言ってほしいか?

 

■ステップ4

  • ここまでくれば、自分の内なるダイモンに深く触れているはず。
  • 自分にこう尋ねてみる。「私が生きていく上で一番大事な目標は何か?」
  • 目標を「プライベート」「家庭」「職場(学校)」「コミュティ」の4つに分けて考えても良い

 

■ステップ5

  • まずは形から入る。
  • 毎日目に入るところにあなたの目的を掲げる
  • そして他の人にその目的を欠かせず語れるようにする。
  • 親しい人に打ち明けてみて、しっくりこなければ修正してみる。

 

 

上記をどう考えれば良いか。

 

幸福感やクオリティ・オブ・ライフ向上に寄与するという要素はたくさんあり、例えば運動とか、瞑想とか、ポジティブ思考とか、強みの活用とかが挙げられますが、「生きる目的を持つ」ということも寄与するということは個人的に初めて知りました。

と言っても、「生きる目的」なんて特定するのはなかなか難しいものだと思いますが、本書にはその発見方法も書いています。

特にステップ1~3は、「価値観リスト」「尊敬する人物」「墓石テスト」など、他の自己分析手法でもおなじみのもので、とても参考になると思います。…が、個人的な経験から言うと、これらの手法で特定できるのは「自分の価値観」までで、これをもう少し動的な「生きる目的」まで昇華させるには、「意義」、つまり「世の中のために何をすべきだと考えているか?」という視点での自己分析が必要になると思います。ともあれ、自らの価値観分析としては非常によくできたステップと言えるでしょう。

また記事ではとりあげませんでしたが、本書には睡眠、プレゼンス、運動、創造性、食事の質を高める具体的な工夫が書いてあり、これも非常に参考なります。

 

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