人間の性格類型の軸として、「内向型」「外向型」という分け方があります。僕自身は典型的な内向型で、社交などがあまり得意ではないですし、そうしたことにコンプレックスを抱くとともに、誰にでも軽薄に話しかけてくだらない雑談を嬉々として喋り続けるタイプの人間を侮蔑も近い感情を抱いてしまうところがあったのですが、それぞれのタイプが違うというだけで、自分自身に劣等感を抱く必要もないし相手を侮蔑する必要もないと知って、社交が少し楽になりました。
今日はこの「内向型」「外向型」の違いと、特に内向型のための社交方法を見ていきたいと思います。
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(著者略歴)
レーケン・シルビア
「内向型人間」が家庭と職場で自己実現するための方法を説くセミナー講師、コミュニケーションコーチ。学者として、またDAAD(ドイツ学術交流会)の幹部として国内外を問わず、政治、組織・機関運営、教育、研究、経営管理、コンサルティングに関わった経験をもつ。これらの経験を活かして「内向型」のビジネスパーソンの指導に力を入れている
■内向型人間の特徴
- 疲れたら一人静かにエネルギーを充電する
- イベントや人に会うこことが重なると、一人になりたくなる
- 良く考えてから話したり行動したりする。思い付きで話ができない
- 行動するより観察する方が多い
- 何かを決断するには十分な時間が欲しい
- 仕事は慎重にしたい。充分な時間が欲しい
- 自分の居場所を大切にする
- 親友と言える人は少ないと思う
- 大勢の人と中身のない雑談をするのが苦手。それよりは2人とか少人数で深い話をしたい
- 仕事はなるべく1人か2人くらいでしたい
- 刺激をあまり必要としない
- 邪魔されるのが嫌
- 考え事をするのが好き
- 個性が評価されることが重要と考える
- 個人的なことや自分の気持ちについては身長に話す。自分の悩みは本当に信頼できる人にしか話さない
- 大勢の人の前や予期せぬことが起きると動揺する
- 近寄りがたいと思われることがある
- 興味の範囲は狭いがいったん興味を持つととことん追究する
- 詳細にこだわる
- 忍耐強く慎重に対処できる
- 静かな抑揚のない話し方をする
■外向型人間の特徴
- 疲れたら人と会ってエネルギーを得る
- イベントや人に会うことがないと元気がなくなる
- 思いつきで話したり行動できる。話しながら自分の考えをまとめられる
- 様子をうかがうよりはすぐに行動したい
- 急かされたり締切が迫っていても大丈夫
- いろいろな仕事を小刻みに分けて行ないたい
- 自分一人だけの場所を必要としない
- 友達はたくさんいると思う
- 色々な人と話をすることを面白いと思う。新しい出会いを常に求めている
- 刺激がないとすぐに退屈する
- チームワークが好き
- 邪魔されても平気
- 刺激を求めて人に会ったり、新しい場所に行ったりする
- 自分の行動と影響力が評価されることが大事だと考える
- 聞き役でいるよりには自分から話をしたい
- 怒りっぽく短期で行動的に見える
- 大勢の人の前や予期せぬことが起きてもあまり動揺しない
- 攻撃的な人と思われることがある
- 興味の範囲は広いが浅い知識しか持っていない
- 複雑なことが嫌いで詳細を知りたがらない
- 気が強いのでよく喧嘩する
- 複雑なことには関わりたくないと思う
- 抑揚をつけて大げさに早口に話す
■態度に関する注意点
- 会話の前と会話中にときどき深呼吸する
- 話すスピードはほどよい早さで
- 背筋を伸ばして正しい姿勢を心がける
- 相手の顔を見つける
■気持ちに関する注意点
- どの人と会話し、どんな行動をするか自分で決める
- 社交の場に出る前にその場の目標を決める(そうすると心が落ち着く)
■雑談の分析①
①話を始める
話すテーマを選ぶ
- 自分と相手に共通するものは何か
- 気になることは何か
- 何を知りたいか
②話を続ける
オープン型の質問(はい・いいえで答えられない質問)を積極的にする(例:どうすれば●●できますか?●●はどこで手に入りますか?、など)
③話を締めくくる
話を終えたくなったら簡単に「今日は話が出来て良かったです。ありがとうございました。また近いうち会いましょう」などと言って別れる
■フォローアップ
- 興味を感じる人に会ったら、後で連絡を送る
- その際、会ったときに話した内容をなるべく盛り込む
- 相手に有益な情報なども盛り込むと良い
■雑談の分析②
- 内向型人間は「深い会話」で本領を発揮する
- そのため雑談から「深い会話」に発展させる
■話題の選び方
- 自分が(可能なら相手も)体験し、印象に残っていることを話題にする
- 自分が興味を持つことで、相手も興味を持つと思われることを話題にする
- 自分が知りたいと思うことで、相手がそれについてよく知っていることを話題にする
- 話している現場で気になることを話題にする
■パーティなどの場合
- 一度に大勢と話すより、2人きりで話す
- 会場全体を見渡し、一人になりたくなったら「避難できる場所」を見つけておく
- 1人もしくは少人数でいる親切そうな人を選び、とにかく話しかける
- 「あの人と話す」などの目標を立てておく
- 仕事(受付や案内など)を引き受ける
- イベントには早めに行って参加者をチェックする
- ビュッフェの列などに加わり、前後の人と話す
- お皿などを置くためのテーブルに行き、1人で食べている人に話しかける(「ここに置いても良いですか?」)
前述のように僕自身が典型的な内向型人間なので、非常に参考になりました。内向型人間は、決して会話が嫌いなわけではなく、その場で相手にとって最も有益な話をするにはどうしたらいいのかがわからず、況して愚にもつかない雑談を延々話すことの喜びが理解できないため、なかなか積極的に話せないところがあるのだと思います。
ですので、内向型人間が苦しくない範囲で「こういう場合に内向型人間はこう考えがちなのでこうしたらいいですよ」というマニュアルがあると安心してそれを実践できるので個人的にはとても有難いなと思いました。
特に、内向型人間は「意味」や「目的」をいつも気にするところがあると思います。それを逆手にとって、社交に出る際に「その日の目標を決めておく」というのはとても有益だと思います。
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