失敗への恐れや、失敗したときの苦悩など、失敗に関する辛い感情を解決するために、タル・ベン・シャハー教授が考案したのが「PRPモデル」です。

他の立ち直り法にも類似していますが、これを見ていきたいと思います。

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こんな本に書いてありました。

 

『最善主義が道を拓く』 (タル・ベン・シャハー)

 

※アマゾンの紹介文より

「もっと儲けよう」「いつも幸せでいよう」「若く見せよう」―。私たちはみな、完璧を求める社会の期待を受けて、あくせくしている。しかし、そうした「完璧の追求」こそ、幸せ探しの最大の障害となりうる。本書では、ハーバード大学生が殺到した大人気講義“ポジティブ心理学の画期的な新研究”を利用して、私たちを問題だらけの「完璧の追求」から切り離し、幸福、豊かさ、真の充足へと導く「最善主義的考え方」を披露する。

(著者略歴)

ベン・シャハー,タル
ハーバード大学で哲学と心理学を学び、組織行動論で博士号を取得。心理学博士(組織行動論)。ハーバード大学でもっとも人気のあった講義を受け持つ。現在、ペンシルベニア大学やイスラエルのヘルツリヤ学際センターで教職。世界各地で多国籍企業・機関、一般大衆、問題をかかえる人々を対象に、コンサルティング・講演活動を展開。卓越したスポーツマンとしても知られ、スカッシュの全米学生チャンピオン、および同イスラエル・チャンピオンの経歴をもつ

 

※翻訳が上手なのもあるでしょうが、この人の本は本当に面白く、読みやすいです。

 

これが「PRPモデル」です。

 

  1. 自分に「人間的に振る舞う」許可(Permission)を与える
  2. 状況を再構成(Reconstruction)する
  3. より広い視野(Perspective)を持つ

 

以下が詳細です。

 

1.自分に「人間的に振る舞う」許可(Permission)を与える

  • 自分の感情を受け入れる。
  • 今感じていることをそっくりそのまま書き記す。

 

2.状況を再構成(Reconstruction)する

  • 認知的な再構成を行なう。
  • これから起きる出来事を「脅威」ではなく「挑みがいのあること」と捉えたり、失敗したとき、それから何を学べ、どのように成長できたかを自問する。
  • 物事は必ずしも最良の結果にならないという事実を認め、起こったことを最大限活用するように努める。

 

 

3.より広い視野(Perspective)を持つ

  • 大きな観点から眺め、心配や落胆を小さくする。
  • 試験で落第したら人生は台無しになってしまうのか?スピーチでヘマしたことは1年後も重大なままか?
  • これまでに人生に起きた素晴らしいことを思い出してそれを正当に評価し、感謝するようになると大きな観点から物を眺めることができ、苦痛の原因である経験の影を薄くしてくれる。

 

 

上記をどう考えれば良いか。

 

ABCDEモデルや「トリプルカラム法」に類似するメソッドです。

「ABCDEモデル」の「Belief」が「Permission」に該当し、「Disputation」が「Reconstruction」に該当しますね。

これらを包括して言えることは、「ヘコんだ気持ちを回復させる」には、起きた出来事をポジティブな文脈に「再解釈する」ことが最も有効である、ということです。ポジティブ心理学の創始者、セリグマン教授は、「ある出来事が起きた際にはその原因がたった1つしかないことなんてまずありえないのに、何故よりによって最も「ネガティブ」な原因にばかり固執するのか?」と問うています。確かにこれはもっともな指摘と言えるでしょう。

そしてこの再解釈には、「紙に書く」という方法が最も有効です。紙に書くことでその出来事を客観視できますし、新たに「再解釈」したことが正当性があると自分に信じ込ませることができるからです。

 

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