自己分析を行なう上での指標の1つとして、「使命」という考え方があります。
自分が好きなもの、得意なもの、という観点とは別に、これが神が私に課した使命、という考え方が出来るようになると、人生に力強いエネルギーを付与することが出来ます。
実際、「超越的な使命感」を持っている人たちほど成功しているようです。
今日はこの「使命」という問題を見てみたいと思います。
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『あなたの人生には使命がある』(アルフォンソ・リナーレス・フェルナンデス)
※アマゾンの紹介文より
「私の人生に託された『使命』とは何なのか?自分は何をするために生まれてきたのか?人生の目的とは、意味とは…?」だれもが心の奥底に抱く、そんな人生の根源的な問いに、本書の著者はシンプルで明快な答えを提供してくれる。そして、だれの人生にも自分だけに託された「使命」が必ずあるはずだとして、それを発見・実現するための生き方を説き明かしていく。
(著者略歴)
フェルナンデス,アルフォンソ・リナーレス
1969年、南米のベネズエラに生まれる。国立シモン・ボリーバル大学で機械工学を専攻し、いくつかの職業を経験したのち、現在は小さなネット事業を営む
- 人生に託された「使命」とは、「情熱」に駆られ、みずからの「才能」を活かし、世の中に最大の「善」を施すこと。
- ①特定の「活動」を通じ、②特定の「益」を、特定の「受益者」にもたらすことで、世の中に最大限の「善」を施すことができる。
上記を踏まえて、以下の【 】に入る言葉が自分でわかると、自分の人生の指針となるミッション・ステイトメントを作ることができる。
■ミッション・ステイトメント
私の人生に託された「使命」とは、
- 【 】という「情熱」に駆られ、
- 【 】という「才能」を生かし、
- 【 】という「活動」を通じて、
- 【 】という「益」を、
- 【 】という「受益者」にもたらして、
世の中に最大限の「善」を施すこと。
「使命」という言葉を、「人生の目的」という言葉に置き換えてもいいと思います。つまり、私たちが生まれた意味(目的)は、自分の情熱と才能を発揮できる分野で、何らかの形で世界を少し良くする(善)ことである、と定義できると思います。僕はこの意見に全面的に賛成です。
少しラディカルな言い方をしてしまえば、自分の好きなことや得意なことを活かしていない人、そしてそれによって世界になんらかの良い影響を与えようとしていない人は、この美しき世界に対する冒涜だとすら思います。
すべての人が上記のような考え方を持つようになれば、この世界はもっと、美しく、住みやすく、素晴らしい世界になるはずなのに。大人たちの世界に相も変わらず蔓延している「努力信仰」が、それを妨げていることが残念でなりません。
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