僕自身は未だに部下を持ったことがないのですが、部下や後輩を教え、育て、伸ばしていくのはとても大変なことなのだろうなと思っています。

そんな中、「1分間マネジメント法」という手法を知りました、その名の通り、1分間で完結するマネジメント法ということです。

 

 

こんな本に書いてありました。

 

 

『1分間マネージャー: 何を示し、どう褒め、どう叱るか!』 (ケン・ブランチャード)

 

 

※アマゾンの紹介文より

 

そんなにお手間はとらせません。1時間もあれば十分。そしてすぐに実行できる1分間の秘訣が3つ。効き目が持続する管理の極意。

教える。ほめる。叱る。リーダーの仕事はたったこれだけ!マネジャー革命に火を点けた世界のロング&ベストセラー。

 

 

これが「1分間マネジメント法」です。

 

 

■「1分間目標設定」

 

①自分の目標については同意(納得)し、承知する

②良い行動とはどういうものかを知る

③目標は1つずつ、250語以内で1枚の紙に書きつける

④各々の目標を何回でも読み直す。だが、どの目標を読むのに1分とかからない

⑤1日のうちで、時々、1分間使って自分の目標達成具合を調べる

⑥自分の行動が目標と合致しているかどうかを調べてみる

 

■「1分間称賛法」

 

①前もって彼らの仕事ぶりを指摘する意図があることを伝える

②その場ですぐに褒める

③正しく、うまくやったことを具体的に話してやる

④うまくやったのを見て、上司としての自分がどんなにいい気分になったか、それが組織やその中で働く人々にいかに役立つかを話す

⑤沈黙の時間を置き、いかに気分がいいかを当人にも“感じ”させる

⑥引き続き同じように頑張るように励ます

⑦握手をしたり、触れたりして、組織の中で部下が成功することを援助していることをはっきりわからせる

 

■「1分間叱責法」

 

①部下がやっていることをはっきりと、曖昧でない言葉で指摘するつもりだということを“前もって”はっきり知らせる

 

【叱責の前半】

②間違った点はただちに叱る

③何が間違っているかを具体的に教えてやる

④間違いを見てどう感じたかを部下に話す。確実な、はっきりした言葉で。

⑤不愉快でも、沈黙の数秒間を置き、あなたの感じをしみじみ相手に“味合わせる”

 

【叱責の後半】

⑥本心から部下の味方であることがわかるよう、伝える

⑦握手をしたり、肩に手を置いたりする

⑧部下を高く評価していることを思い出させる

⑨この状況での部下の実績は別にして、部下に好意をもっていることを、もう一度はっきりと言う

⑩叱責が終わったら、それで全ておしまいということをよく認識する

 

 

 

 

上記をどう考えれば良いか。

 

非常にシンプルですが、秀逸なやり方だと思います。

まず、端的であるということが既に優れている点であると言えるでしょう。長い時間をかけるよりも短時間でできるということはそれだけ建設的で生産性が高いということになります。

次に、すべて回りくどくなく、直接的である点が素晴らしいでしょう。褒めるにしてに、叱るにしても、それが相手に伝わらなければまったく無意味です。そうした点でこの1分間マネジメント法は、何か褒めるべき・叱るべき何かが起きた場合は遠慮せずに「ただちに褒める」「ただちに叱る」ことを勧めています。またどこがポイントだったかをきちんと明示することで、「これはもっとやってよいこと」「これは決してやってはいけないこと」という方向性をきちんと相手に示すことが出来ているのです。

また、褒める・叱る際に「自分がどう感じたか」を話しているのがミソですね。褒められる際は、相手をいい気分にさせることができたということを確認できてより嬉しくなるでしょうし、叱られる際は「私」が主語になることで、人格攻撃にならないやり方をとることに成功しています。(XYZ法

また更に叱責の後半ではきちんとフォローし、変に引きずらないような工夫もしています。叱責をしたのはあくまである「行為」に関してであり、「本人」に対しては好意を持っており、見方であるということを示しています。

腹芸が好きな日本人には難しいと感じる人もいるかもしれませんが、部下から見ると理想のマネージャーだと思います。

 

 

 

私的な今日のまとめ。

 

  • 褒めるときも叱るときも、端的で率直に伝えよう。
  • 「もっとやるべきこと」「決してやってはいけないこと」をはっきり伝えよう。
  • その結果として自分がどう感じたかも伝えよう。