世の中にはメチャクチャ優秀な人や仕事で優れた業績を残す人がいて、そんな人たちに少しでも近づけたらなあ…と個人的には思います。
ではどうすれば近づけるのか?
これに関して、300人を超える、「優れた業績を残した人」や「目覚ましい活躍をした人」(本書では「ピーク・パフォーマー」と呼びます)にインタビューをし、彼らに共通する要素を突き止めた研究があります。
今日はこれを見ていきたいと思います。
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『成功者たち―米国ビジネス界のピーク・パフォーマーズ』 (チャールズ・ガーフィールド)
※アマゾンの紹介文より
かつての活力を取り戻しつつある米国ビジネス界―その担い手こそ、ピーク・パフォーマーたちである。〈自分は成功する〉と信じ、自己の使命に向かって邁進する〈新しきヒーローたち〉の成功への軌跡を追求する。
- 動機づけとなる使命を持つ
- 一歩一歩着実に成果を上げる努力をする
- 自己鍛錬を通して自己をマネジメントする
- チーム・ビルディングとチーム・プレーを行なう
- 間違ったらためらわずに軌道修正を行なう
- 変化に対応し、マネジメントする
1.動機づけとなる使命を持つ
そのために彼らは以下のようなことに取り組んでいる
- 専門よりもやりたいことを優先させる
- 過去の経験を生かす
- 直観を信じる
- 自分の能力の限界を規定しない
- 利益を得ると同時に社会にも貢献する
- 自分の価値観によって行動に駆り立てられる
2.一歩一歩着実に成果を上げる努力をする
そのために彼らは以下のようなことに取り組んでいる
- はっきりした使命を描き、それを人に伝え、その実現のための行動計画を決める。その計画には、具体的な目標、結果の期限、結果を測定する尺度が含まれる
- 「人を動かす熱意」によって自分が必要とするものを他の人から引き出す
- 成果を上げるためには新たな道を歩み始めることも厭わない
3.自己鍛錬を通して自己をマネジメントする
そのために彼らは以下のようなことに取り組んでいる
- 自信をつける(そのために特技や強みを見つける)
- マクロ的な見方とミクロ的な見方を使い分ける
- メンタル・リハーサル(イメージトレーニング)を繰り返す
4.チーム・ビルディングとチーム・プレーを行なう
そのために彼らは以下のようなことに取り組んでいる
- 人に権限を委譲する
- 人の能力を伸ばす
- 経験を踏まえた大胆な試みを奨励する
5.間違ったらためらわずに軌道修正を行なう
そのために彼らは以下のようなことを身につけている
- 精神的機敏さ
- 集中力
- 失敗から学ぶ能力
6.変化に対応し、マネジメントする
そのために彼らは以下のようなことに取り組んでいる
- 学ぶ姿勢を持ち続ける
- 成功を確信する
- 選択しうる未来図を描く
- 使命を新しくしていく
これは非常に優れた研究と言えるでしょう。ウォレン・ベニスの『リーダーになる』と同じレベルでもっと有名になってもいいのではと個人的には思います。
ところで、邦題は『成功者たち』となっていますが、この「ピーク・パフォーマー研究」が必ずしも「成功者研究」とは同一ではないことに注意が必要かもしれません。
チャールズ・ガーフィールド博士自身が書いているように、ピーク・パフォーマンスは必ずしも富や名声を伴わないので、研究対象者として選定された人の中には特に有名でも金持ちでもない人も含まれています。
例えば、4番目の「チーム・ビルディングとチーム・プレーを行なう」を例にすれば、一般的に社会的成功者と言われている人の中には、部下を駒のように扱い、スタンド・プレーを好む人も多いです。ビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズ、ラリー・エリソンなど、僕自身の印象で言うと、どちらかというとそういう人たちの方が多い印象すらあります。
ですので、上記で挙げられている6つの要素は「成功者になるための原則」と言うより、「優秀なビジネスパーソンになるための原則」という認識で覚えていた方が良いかもしれません。そしてその認識で捉える限り、とても説得力のある研究結果だと言えるでしょう。
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