恋愛やビジネスの世界でさえ、特定の人の好意を得ることは非常に大切です。でも、どうすれば相手の好意を喚起できるのでしょうか?
この問題について、対人スキルの天才、D・カーネギーがどう教えているのかを見ていきたいと思います。
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※アマゾンの紹介文より
人間関係の古典として、あらゆる自己啓発本の原点となったD・カーネギーの名著。常に机上において読み返す本として、重厚で華麗な装丁にあらため、四六判・上製(ハードカバー)とし、本文も読みやすく組み直した.
本書は、社会人として持つべき心構えを興味深い実例をもって説得力豊かに説き明かして類書の追随を許さない。深い人間洞察とヒュウマニズムを根底に据えた感動の書。聖書につぐ世界的ロングセラー。
- 関心を持ってもらう前に、まず相手に関心を持つ
- 相手に笑顔で接する
- 相手の名前を覚える
- 相手の話を辛抱強く、関心を持って聴く
- 相手の関心があることを話題にする
- 相手のことを心から賞賛する
1.関心を持ってもらう前に、まず相手に関心を持つ
- 人は自分に関心を持ってくれる人に関心を持つ
2.相手に笑顔で接する
- 笑顔を見せる人は見せない人よりも、経営、販売、教育などの面で効果が高い
3.相手の名前を覚える
- 人間は他人の名前には興味がないが、自分の名前には非常に関心が高い
- 名前は本人にとって、最も快く大切な響きを持つ言葉である
4.相手の話を辛抱強く、関心を持って聴く
- そのために、相手が喜んで答えたくなるような質問をする
- あなたの話し相手は、あなたよりも自分に100倍もの興味を持っている(100万人が餓死した大飢饉より、自分の歯痛の方がはるかに重要である)
5.相手が関心があることを話題にする
- できれば形だけでなく本当に関心を持つ良い(どんなことでも、それによって人生が広がる)
6.相手のことを心から賞賛する
- 相手に重要感を与える
- 心にもないおべんちゃらは逆効果
個人的に、「こうすれば好かれる」系の本を50冊くらい読んで内容をまとめたことがありますが、ほとんどはこの6原則に集約されていました。それくらい、様々な人に支持されている原則、ということですね。
個人的には、2・3・6に関しては、純粋にテクニカルなものなので、それほど難しくはないのですが、1・4・5が難しいなあと思います。
つまり、そもそも相手に関心がある場合には、自然と相手の話を聞きたくなるでしょうし、相手の関心があることに自分も関心を持てると思いますが、まったく関心のない相手の場合、相手の話にも関心を持てないし、話を聞いてもそれ以上ふくらまなかったりするのです。その場合はどうしたらいいのでしょうか。
僕の場合は、「相手に関係することで、しかも誰もが当てはまる普遍的な問題で、しかも自分も興味が持てることを聞く」ということにしています。
例えば、僕は色々な人の「夢」を聞くのが好きです。それを聞くことで自分も刺激になるからです。例えば自分が興味の持てる「あなたの夢ってなんですか?」という話題をすれば、相手も自分のことなので話していて気持ちいいし、自分も辛抱強く聞くことが出来る、という訳です。尤も、中にはそれすら聞くのが面倒くせえ、という相手もいます。
ただそういう相手の好意を得たい、と思うこともないので、それはそれでコミュニケーション自体をしなければいいということかなと思います。
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