幸福について研究した例は過去に多くありますが、世界横断的に「幸福を構成する要素」を調査した例はなかなか存在しません。

世界最大の世論調査会社、ギャラップ社が、世界150ヶ国で〝うまくいっている人〟がどうやって幸福になったのかを調査・分析した結果、以下にあげる5つの要素が重要、ということがわかったそうです。

今日はこれを見ていきたいと思います。

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こんな本に書いてありました。

 

 

『幸福の習慣』 (トム・ラス、ジム・ハーター)

 

 

※アマゾンの紹介文より

 

世界中の〝うまくいっている人〟から学ぶ、人生を価値あるものにする確かな方法とは――。

 

「幸福とは何でしょうか?」「どうすれば幸福は手に入るのでしょうか」

このテーマに、世界随一の世論調査会社ギャラップ社は1950年代から50年以上かけて取り組んできました。本書は、その調査の集大成ともなる1冊です。

世界人口の98%にあたる150カ国での調査を、本書の著者トム・ラスとジム・ハーターが分析した結果、以下の「幸福の5つの要素」が明らかになりました。

 

  1. 仕事の幸福
  2. 人間関係の幸福
  3. 経済的な幸福
  4. 身体的な幸福
  5. 地域社会の幸福

 

本書はこの「幸福の5つの要素とはどういうものか?」「どうすれば幸福度を高めることができるのか?」

――について「統計的に信頼できる数字」と「豊富な事例」で解説するものです。〝統計的に正しい自己啓発書〟と言ってもよいでしょう。

どれか1つの要素で高得点をとるのは、比較的かんたんで66%が実現できています。しかし、5つの要素すべてで高得点を獲得できる人は、わずか7%にすぎません。

本書では、最新の科学・心理学などの研究成果を踏まえながら、高得点を獲得した〝うまくいっている人〟の事例を豊富に紹介します。

実際に、だれかが取り入れて行っている習慣ばかりなので、取り入れやすく効果的な方法を見つけることができるでしょう。

個人の幸福というのは、そこで完結するものではないことも分かってきています。幸福は、周囲の人に伝染するものなのです。また、幸福度は仕事の成果を大きく左右することも、分かってきています。

自分自身が、毎日を楽しみ、人生を味わいつくすために、そして、仕事でより成果をあげられるようになるために、さらには、周囲の幸福度を高める存在になるために、お役立ていただきたい1冊です。

 

(著者について)

トム・ラス Tom Rath

ギャラップ社に14年勤務。現在は、仕事環境の研究部門、および世界各国の企業を対象にしたリーダーシップ・コンサルティング部門の統括を務める。

これまでの著書の累計販売部数はアメリカ国内のみで200万部を超え、世界各国でも翻訳されている。

著書に『How Full Is Your Bucket?(邦題「心のなかの幸福のバケツ」、ニューヨーク・タイムズ紙ベストセラー1位獲得)』

『StrengthsFinder 2.0(ウォール・ストリート・ジャーナル紙ベストセラー1位獲得、USAトゥディ紙「2008年に最も売れたビジネス書」)、『Strengths Based Leadership』がある。

ミシガン大学、ペンシルバニア大学卒。癌の研究と患者のサポートを行う団体VHLの理事を務める。ワシントンD.C.在住。

 

ジム・ハーター Jim Harter

ギャラップ社チーフサイエンティスト。1985年にギャラップ社に入社以来、1,000件以上の調査・研究を行い、ウォール・ストリート・ジャーナル紙、ニューヨーク・タイムズ紙、

USAトゥディ紙などの新聞や学術雑誌、数多くのビジネス書など、様々な媒体で発表し続けている。

ネブラスカ大学リンカーン校にて博士号取得。ネブラスカ州オマハ在住。

 

 

これが世界150ヶ国調査でわかった「幸福を構成する5つの要素」です。

 

  1. 仕事の幸福
  2. 人間関係の幸福
  3. 経済的な幸福
  4. 身体的な幸福
  5. 地域社会の幸福

 

 

 

以下が詳細です。

 

1.仕事の幸福

  • 調査によると失業状態は肉親の死よりも心理的ダメージが大きい
  • 仕事に熱意を持っていない人は持っている人よりも2倍うつになる
  • 人間が90歳以上生きられるかどうかは仕事の幸福次第であることがわかった
  • 毎日、自分の強みを使っている人は仕事を楽しいと感じる

 

2.人間関係の幸福

  • 幸せは伝染する
  • あなたが幸福だとあなたの友達の友達の友達の幸福度が6%向上する可能性がある(他の例もあり。あなたが肥満だとその友達が太る可能性が57%上昇する)
  • 仲が悪い夫婦は仲が良い夫婦に比べて怪我が感知するのに2倍時間がかかる
  • 毎日6時間以上人と関わる時間があると幸福度が上がり、ストレスが下がる
  • 職場に最高の友人がいる人はそうでない人に比べて7倍仕事への熱意がある
  • 日々幸せを感じる友人が1人増えるごとに幸せになる可能性が9%ずつ上昇する

 

3.経済的な幸福

  • GDPと幸福度は相関性がある
  • 自分のことよりも他人のことにお金を使う方が幸福度が上がる
  • モノよりも経験や思い出にお金を使う方が幸福感が持続する
  • 「自分が何かしたいと思ったときにそが出来るお金を持っていること」が経済的な幸福度を高める
  • 自動支払いや給料天引きなど「初期設定」でお金を貯めると良い

 

4.身体的な幸福

  • あなたが若い頃に栄養状態が悪かったら、子供や孫が心臓病や糖尿病などになる可能性が高くなる(後天的異伝)
  • 週に2日以上運動をしている人は運動していない人に比べて圧倒的にストレスが少なくなり幸せな気分で生活している
  • 疲れを解消する方法を70種類以上試したところ、疲れを解消するためには運動が効果的であった
  • 眠る前にイライラしていた人も熟睡できれば翌日は平均以上に良い気分になる
  • 学んだことを整理して過去の学びと結び付ける作業は起きているときよりも眠っているときの方が効率的に進む
  • 睡眠時間が7時間未満の人は8時間以上の人に比べて3倍の確率で風邪をひきやすい

 

5.地域社会の幸福

  • 自分が済む地域をより良くするための活動に参加することであなた自身の幸福度が向上する
  • お金を寄付する行為は他の人に心理的に近づいた気持ちやご褒美をもらった気持ちを起こさせ、この気持ちを今後も味わいたい、と思わせる効果がある

 

 

上記をどう考えれば良いか。

 

つまりまとめると、上記の各分野での幸福を獲得するには、具体的には以下のようなことに取り組むと良い、と言って良いでしょう。

  • 仕事上で強みを発揮する
  • 毎日人と触れ合う
  • 友人やパートナーを大切にする
  • 誰かにお金を使う
  • 経験や思い出にお金を使う
  • 運動をする
  • 7時間睡眠をとる
  • 地域活動やボランティア活動に取り組む

どれも、それを行なうのに資金や特別なスキルは要りません。それどころか、それ自体があなただけでなく、あなたの周りの人をも幸せにする行為が多いのです。逆説的な言い方ですが、あなたは、あなたの周りの人たちのためにも、もっと幸福になることに正面から取り組むべきなのかもしれません。

 

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