人生に悩みはつきものです。その間、悩みが解決されるまでずっと苦しみに耐えないといけないのは辛いものです。

でも、どんな悩みも瞬間的に解決できる方法があったとしたらどうでしょう。今後、そうした苦しみから一切解放されるとしたら?

でも、そんな虫のいい話があるのでしょうか。カーネギーによると、それがあるというのです。それこそが、カーネギーの言う「悩みを解決するための魔術的公式」という手法です。

 

 

ソース

 

 ソースは以下になります。

 

 『道は開ける』 (デール・カーネギー)

 

 

※アマゾンの紹介文より

 

「悩みに関する基本事項」「悩みを分析する基礎技術」「批判を気にしない方法」など、悩みの正体を明らかにし、悩みを解決する原則を具体的に明示。こころの闇に光を与える書の新装版。

 

(著者について)

1888年、米国ミズーリ州の農家に生まれ州立学芸大学卒業後、雑誌記者、俳優、セールスパーソン等雑多な職業を経て、YMCA弁論術担当となり、やがてD.カーネギー研究所設立。人間関係の先覚者として名声を博す。1955年、66歳で死去。

 

 

概要

 

 

カーネギーが「悩みを解決するための魔術的公式」と呼んでいる手法は、以下の3ステップから成り立ちます。

  1. まず状況を分析して、その失敗の結果、起こりうる「最悪の事態」を予測する
  2. 起こりうる最悪の事態を想定したら、やむをえない場合はその結果に従う「覚悟」をする
  3. これを転機として、最悪の事態を少しでも好転させるように、冷静に自分の時間とエネルギーを集中させる

 

以下の例で見てみましょう。

 

 

 

実際の例

 

もう少し詳しく見ていきましょう。

 

この公式は、空調産業を開発した天才技師だという、ウィリス・H・キャリア氏が若い頃、自分に実際に起こったある失敗談から思いついたそうです。

若い頃の彼は、あるガス浄化装置を開発し、完成させました。しかし、保証契約書にうたっているほどうまく稼働しないことに気づき、彼は青くなります。

 

  1. そこでキャリア氏はこの公式の通り、まず最悪の事態を予測しました。この場合、投資した2万ドルが無駄になり、最悪クビになることはあっても、誰かに逮捕されたり射殺されたりということはなさそうです。
  2. そして悪くすると職を失うかもしれない。だがそうなったら他の仕事を探せばいい、と覚悟を決めると、キャリア氏は急に気分が落ち着いたそうです。
  3. 再度、この投資した2万ドルを少しでも軽減できないかと装置を冷静に見直したところ、あと5000ドルかけて付属装置をつければうまく稼働するということがわかりました。

 

キャリア氏は早速これを実行し、2万ドルを失うところか、1万5000ドルの利益をもたらしたそうです。

 

 

 

 

解説

 

僕自身、この手法を知ってからよく使っています。たちどころに心が軽くなる、というところまではありませんが、少なくとも気持ちがずーんと重くなるその重量を半減できるほどの効果はあります。

ポイントは、「2」の「最悪の事態に従う覚悟を決める」という点のようです。悩みによる苦しみは「最悪の事態になりたくない」という気持ちから発生しているのですから、この「なりたくない」という気持ちさえ捨ててしまえば、確かに気持ちが楽になるのです。

そして、それだけではなく、「3」で問題解決に向けたアクションに転じます。悩みを抱えているときは必ず心理的な視野狭窄に陥っているもので、冷静な時に考えれば簡単に問題解決のアイデアが浮かぶ場合も多いです。なので、「2」で冷静さを取り戻せたら、今度は積極的に問題解決に向き合った方が建設的です。

このように、この手法は非常によく出来ていて、かつ汎用性も高いので、知っていると非常にお得だと思います。