ツイてないことがあったとき、イヤな出来事が起きたとき、ヘコみますね。

そんな時、落ちこんだ心理状態から立ち直るメソッドを幾つかご紹介しましたが、以下もそんな方法論の一つです。

ABCDEモデル」や「SBNRR法」よりは威力は落ちるかもしれませんが、単純な思考実験に近いのでもっと簡易で試しやすいかもしれません。

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ソース

 

 ソースは以下になります。

 

 『運のいい人の法則』 (リチャード・ワイズマン)

 

 

※アマゾンの紹介文より

世の中には、「運のいい人」と「運の悪い人」がいる。英国の心理学者リチャード・ワイズマン博士は、幸運と不運を隔てるものに興味を抱き、「運の科学的研究」を開始した。ちょっとしたアンケートから始まった調査は10年の長期に及び、協力者は数百人に上った。その結果、博士は「運のいい人」に共通する“四つの法則”に辿り着く。さらに、運は考え方と行動で変えられるという―。世界30カ国でベストセラーとなった“運”の科学書、待望の文庫化。

(著者略歴)

ワイズマン,リチャード
図書館で見つけた本に惹かれ、10歳でマジックに目覚め、20代前半には世界を舞台に活躍するようになる。その後、マジックの裏にある人の心理に強い関心を持ち、ロンドン大学で心理学を専攻、エジンバラ大学で博士号を取得、ハートフォードシャー大学で研究室を持つまでになる。研究者として活躍する傍らビジネス・コンサルタントとして企業で講演することも多い

 

 

概要

 

「不運を幸運な思い出に変える」方法は以下です。

 

  1. 状況が更に悪くなった場合を想像する
  2. その出来事が、自分にとって本当に重要かを考える
  3. 自分より不運な人と比べる

 

詳細

 

もう少し具体的に見てみましょう。

 

1.状況が更に悪くなった場合を想像する

(例)

  • 事故にはあったが、少なくとも命は助かった
  • 仕事の約束に遅れたが、行けなかった訳ではない

 

2.その出来事が、自分にとって本当に重要かを考える

(例)

  • 会社で昇進できなかったが、それは人生にとってどれほどの意味があることなのか。健康や友人関係ほど、人生を大きく左右するのだろうか
  • 財布を落としてクレジットカードがなくなったが、長い人生を考えればたいしたことではないかもしれない

 

3.自分より不運な人と比べる

(例)

  • 腰が痛くても、世の中にはもっと深刻な病気に苦しんでいる人がたくさんいる。彼らに比べれば、自分の不運など些細なことだ。

 

 

 

解説

 

人間は「比較」や「対比」に弱い動物であることが知られています。

ある商品が1000円で売られている、というだけの情報では特に欲しいと思わなくても、これに「他の店では1500円で売っている」とか、「ふだんは1500円で売っているのだが今日だけは1000円で売っている」とか、「1000円の値段がついているのは限定20個まで」とか、「比較対象」の情報が付与された途端に、その商品が魅力的に思えてしまうのはその典型と言えるでしょう。この場合、「その商品が自分にとって欲しいかどうか」という絶対評価が、「他のものと比べて安い」という相対評価の印象によって薄まってしまっているのです。それほどに、人間は「比較」や「対比」に弱いものです。

ここで紹介した「不運を良い思い出に変える」方法はこの人間の修正をうまく利用したものです。

①では「更に不運な状況」、②では「もっと重要なこと」、③では「更に不運な人」と比較することで、不運な出来事のダメージを薄める、というものですね。

このように、人間心理にのっとった、非常に有効な方法論だと思います。

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