「幸せはお金で買えない」とよく言います。これは明確に誤りと言って良いでしょう。
明言すれば、幸せはお金で買えます。ただ、例えば今、あなたが宝くじが当たったとして、毎日贅沢な食事をしたり、高級ブランドで好きなだけ洋服を買ったり、豪華な一軒家を建てたりしたとしても、幸福度はそれほど高まらないか、もしくは一時的に高まってもすぐに落ちてしまう、というだけです。
これは、「お金の使い方」が間違っているだけで、使い方さえ誤らなけば、幸せはお金で買えるのです。その具体的なやり方が以下に紹介する5つの方法です。
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ソースは以下になります。
※アマゾンの紹介文より
「たった5ドルの使い方」で幸福は変わる。
「ある程度以上のお金を持っていても、幸福にならない」――多くの研究がそう結論付けている。 しかし、「使いかた」を変えたら?
NHK“幸福学”白熱教室やTEDで話題となったハーバード大ビジネススクールのマーケティング専門家マイケル・ノートン博士とカナダ・ブリティッシュコロンビア大学の心理学者エリザベス・ダン博士が解き明かす「幸せをお金で買う」新しい方法。
著者のエリザベス・ダン博士はNHK「幸福学白熱教室」に出演するなど、幸福をテーマにした研究で注目されている。マイケル・ノートン博士はTEDに出演。150万ビューワー数を獲得した注目される若手研究者の一人。
(著者について)
エリザベス・ダン Elizabeth Dunn
カナダのバンクーバーにあるブリティッシュコロンビア大学の心理学准教授。心理学の分野で「新星」の1人として注目されている。自己認識と幸福についての研究を専門とし、「ニューヨーク・タイムズ」「グローブ・アンド・メール」「ロンドン・タイムズ」をはじめ多数のメディアで取り上げられている。また、『サイエンス』誌でも論文を発表している。2014年1月、NHK「幸福学」白熱教室に出演。
(著者について)
マイケル・ノートン Michael Norton
ハーバード・ビジネススクールのマーケティング学准教授。彼の研究は『ニューヨーク・タイムズ・マガジン』誌の「イヤー・イン・アイデア」特集で取り上げられた。TEDに登壇し、「幸せを買う方法」について講演。この動画は150万ビューを獲得している。2012年に、『ワイアード』誌のスマート・リストで「世界を変える50人」の1人に選ばれた。
幸せを「お金で買う」5つの方法とは以下の通り。
- 経験を買う(物質的なものより経験的なものを買う)
- ご褒美にする(時間的間隔を空ける)
- 時間を買う(憂鬱な時間を減らし楽しい時間を増やす)
- 先に支払って後で消費する
- 他人に投資する
1.経験を買う(物質的なものより経験的なものを買う)
- あらゆる支出選択で幸福度に関連するのは、旅行、イベント、映画、ジムなど「経験」に関することだった
- 経験的な買い物は、話のネタになり、「人のつながり」が広がる
- 過去の経験に関する思い出は、「郷愁」と呼ばれ、健康障害から心と体を守ってくれる役割がある。過去の幸福と達成を思い出させて私たちを安心させると同時に自信を与えてくれる
- 過去の辛かった経験さえ、記憶の中では楽しい思い出に変換される
- 物質的な買い物は比較が可能で、比較すると後悔する可能性が出てくるが、経験的な買い物は比較が容易ではないため、後悔する可能性が少ない
- 物質的な買い物の満足感は時間とともに減少するが、経験的な買い物の満足感は時間が経過すると増加していく
- 経験の「時間的長さ」は喜びに関係ない
- つまり、喜びを与えてくれる4つの経験とは以下である。
- 他の人々と交わることで社会的なつながりが生まれる経験
- この先何年もわたって楽しい気持ちで繰り返し語ることができる思い出話になりそうな経験
- あなたが感じている自分という人間、あるいはあなたがなりたいと思っている自分像に結びつく経験
- 他の選択肢と比較することができない、めったにないチャンスを与えてくれる経験
2.ご褒美にする(時間的間隔を空ける)
- 人間は喜びに「慣れる」
- 1週間我慢すれば、チョコレートは美味しいと感じる
- 「我慢」「不足」「希少」「終焉」を経験すると喜びが増す
- 1曲聴かせた人よりも、途中で中断される曲を聴かせた人の方がコンサートに行きたいと感じた
- 普段通り接した恋人よりもまったく知らない振りをした恋人の方が多く喜びを感じた
3.時間を買う(憂鬱な時間を減らし楽しい時間を増やす)
- 心理的苦悩を起こす3大問題:性的な問題、面倒な隣人、書類の記入
- ファストフードで時短が出来る代わりに、人はよりせっつかれた気分になる(⇒時短製品は余計に時間が足りないと感じてしまう)
- 逆にボランティアなどをすると「より多くの時間がある」と感じる
- 「通勤」(減らす)「テレビ視聴」(減らす)「友人や家族と過ごす」(増やす)時間をお金で買うと良い
- 通勤時間が22分増えると収入が1/3増えないと幸福度が釣り合わない
- テレビを見ているときよりも犬を散歩するなど活動的なレジャーをしているときの方がずっと楽しんでいる
- 人は家族や友人と時間を過ごしているときが1日の中で最も前向きになる
- お金よりも時間に注意を向けると、幸福と人間関係を最優先で考えるようになる
4.先に支払って、後で消費する
- 旅行後よりも旅行前の方が大きな幸福を感じる
- 人は過去のことよりも将来のことに多くの感情を引き起こす
- 好きな曜日をランク付けすると、休みである日曜よりも平日である金曜の方が上位に上がる(⇒将来への不安が現在の楽しさを減らす)
- 事前にポジティブな評価を見たり期待を高めておくと、実際に楽しいと感じやすくなる
- 消費までの時間的余裕がある場合、わくわく感が増すため、実際より消費の楽しさが上がる
- が、人間は「現在」に近いほど魅力を感じるため、遠い未来に先送りすることに抵抗を感じる
- 支払いが目立ったものになると、消費の喜びは減少してしまう
- 支払を先にしておくと、消費の際に支払の苦痛を意識しなくてすむ
- 消費を先送りにして遠くから眺める方が「自分へのご褒美」を選びやすくなる
5.他人に投資する
- 少ない金額でも他人のために使うと、幸福感が増す
- 自分のためよりも他人のためやチャリティなどにお金を使った人の方が幸福度が高かった
- ウォーレン・バフェットは資産の99%を寄付することで、最上の幸福を得たと述べている
- ただし、誰かに強要される形で他人のためにお金を使う場合は喜びは得られない。自分で主体的に選択した場合のみ。
- 他人に援助している高齢者は全体的な健康状態が良好であった
- チャリティでお金を寄付する人は、自分のことを裕福だと感じる傾向がある
どれも説明を読めば、なるほど、それはそうだ!と膝を打ちたくなるほど妥当性の高いものばかりです。どれも、ほんの少しだけ頭の片隅に置いておくだけで、同じ額のお金を使っても、その幸福度が飛躍的に高めることができます。
この5つをもう少し具体的な言葉でまとめ直しておくと、
- 新しい経験に積極的にお金を使おう
- 同じことにお金を使うなら間を空けよう
- イヤな時間をスキップするためにお金を使おう
- 出来るだけ先にお金を払おう
- 気持ちよく他人にお金を使えることがあれば積極的に使おう(プレゼント・おごるなど)
という言葉で言い換えてもいいかもしれません。
これを覚えておくと、毎日の生活をいっそうワクワクしたものに変えることが出来るでしょう。
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