セリグマン教授によれば、過去の記憶を幸福なものに近づけるエクササイズは、「感謝法」のほかに、「許容法」というものがあるそうです。

「感謝すること」が、過去に起こった普通の出来事をよりポジティブなものに変えるものだとしたら、「許すこと」は、過去に起こったネガティブな出来事から解放される効果をもたらすものです。

参考までにこのエクササイズをご紹介します。

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ソース

 

 ソースは以下になります。

 

『世界でひとつだけの幸せ』 (マーティン・セリグマン)

 

 

※アマゾンの紹介文より

本書は、アメリカ心理学会の会長である心理学者マーティン・セリグマン教授が、「ポジティブ心理学」の科学的な研究をもとに、数々の心理テストやトレーニングを通じて、「本物の幸せ」をつかむ方法を伝授する自己啓発系の心理学書です。 ある心理学の調査によると、ポジティブな人はネガティブな人よりも、幸福で長生きな人生を送ることができるというデータが集計されています。本書では、その科学的因果関係を示しながら、従来の心理学が精神障害の治療に重点を置く「ネガティブな心理学」であったことを指摘し、心の病を防ぐためには、「ポジティブな心理学」が重要であることを説いています。つまり、セリグマン教授が提唱する「ポジティブ心理学」とは、自分にとってマイナスの部分を補ってゼロに近づけるのではなく、プラスの部分をさらに伸ばすというもの。本書では、毎日の生活の中で「本当の幸せ」を高めることができる様々な方法がレクチャーされています。 さらに本書に対しては、『7つの習慣』の著者スティーブン・R・コーヴィー氏や、『EQ–こころの知能指数』の著者ダニエル・ゴールドマン氏をはじめ、錚々たるベストセラー作家たちが絶賛の言葉を寄せ、全米でも大ヒット。心理学研究の潮流を変えた話題沸騰の1冊です。

 

 

(著者略歴)

セリグマン,マーティン

心理学者(ペンシルベニア大学教授)。アメリカ心理学会(APA)の前会長を務めるとともに、学習性無力感と学習性楽観主義の提唱者でもある。現在は、ポジティブ心理学の推進のために活動する

 

 

概要

 

「許容法」のやり方は以下の通りです。

 

■許容法(REACH)

・Recall: 嫌な出来事があった時、まずそれを客観的に「思い出して」みる

・Empathize: その後に、相手の立場に立って「感情移入」してみる

・Altruistic: 相手に対して、利他的な「容認」という贈り物をする

・Commit: 容認したことを言葉に出して「表明」する

・Hold: その気持ちを「持ち続ける」

 

効果

 

この「許容法」エクササイズを9時間実施したグループとしていないグループを比較したところ、実施したグループでは怒りやストレス度が減り、楽観性が増し、健康的になったそうです。

 

解説

 

ネガティブな思い出は、それ自体が自分自身を傷つけてストレスを生じさせるため、この「許容法」によってその思い出から解放されるというのは理にかなっています。たとえその思い出が、一方的に誰かによって傷つけられた場合や一方的に自分が被害者である場合だったとしても、です。

ただ、そうしたケース、つまり相手が一方的に悪いケースのときに、何故相手を寛大な心で許さないといけないのか、という点に関して、僕自身はどうしても心情的に納得することが出来ず、上記のエクササイズは試したことがありません。また今後も試すことはないような気がします。

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