「幸福優位7つの法則」より、2つ目の法則、「ゾロ・サークル」です。

「ゾロ・サークル」のゾロとは、映画『マスク・オブ・ゾロ』でも有名な「快傑ゾロ」のゾロだそうです。

2代目ゾロこと、アレハンドロは、1代目ゾロであるドン・ディエゴのもとで厳しい修行を積みます。その修行の中で、ドン・ディエゴは地面に円を描き、まずはその円の中で動く練習をさせます。そしてそれが出来るようになると、描く円を少しずつ大きくしていきます。「ゾロ・サークル」のサークルとは、この円のことです。

もちろんこれは比喩表現ですが、この法則を説明するのにぴったりな表現で、個人的にすごく好きな法則の1つです。

 

 

 

ソース

 

 ソースは以下になります。

 

『幸福優位7つの法則』(ショーン・エイカー)

 

 

※アマゾンの紹介文より

ハーバード大学で人気第1位の講師直伝。「自分は幸せだ」と思える人ほど、よい結果を生んでいる。最先端のポジティブ心理学が解き明かす「成功」と「幸福」の驚くべき関係。

 

[著者紹介]

ショーン・エイカー(Shawn Achor)

グッドタンク代表。ハーバード大学修士号。ポジティブ心理学の第一人者のひとり。

ハーバード大学で学生の評価が最も高いポジティブ心理学講座をタル・ベンシャハー博士のもとで担当し人気講師となる。

コンサルティング会社グッドタンクを立ち上げ、グーグル、マイクロソフト、ファイザー、UBS、KPMGなどの著名企業で 成功と幸福の関係についての実証研究を行いながら、世界45カ国で講演やレクチャーを行う。

 

 

概要

 

「ゾロ・サークル」とは、

 

  • 自分のコントロールが効かない状況に圧倒されると、理性が感情に乗っ取られ、冷静な判断が出来なくなってしまう。

⇒まずは達成可能な小さなゴールを設定してクリアしていくことで、コントロール感覚を取り戻し、それから徐々に範囲を広げて大きなゴールを達成することが出来る。

 

という法則です。

 

 

詳細

 

「ゾロ・サークル」の証左として、ショーン・エイカーは以下のファクトを挙げている。

 

  • 「コントロール感覚」、自分が運命の主人公であるという感覚は、幸せと成功の推進力となる
  • 仕事におけるコントロール感覚が高いほど、家族、職場、人間関係などで満足度が高い
  • パニックに陥ると理性的判断ができなくなる
  • コントロール感覚を取り戻すには、少しずつ円を広げていく
  • 落ち込みを回復するには、まず自分の気持ちを認識し、自分にコントロールできるところを見極め、そこに集中し、それを少しずつ広げていく
  • 部屋が散らかっていたなら、毎日、ある部分だけをキレイにする
  • いきなり大きく始めない、毎日少しずつやっていく

 

 

解説

 

馴染みの店なら緊張しないけど、ふだんはなかなか行かないような高級なお店に入ると緊張する、という経験は誰にでもあるでしょう。上記で見たように、これは「コントロール感覚」が喪失したことによる緊張、と考えられます。

これを取り戻すためには、「少しずつやっていく」=「小さくても達成感を感じることでコントロール感覚を取り戻す」ということが有効です。そしてこれは、あらゆる場面で応用が可能です。

例えば原稿を書くときに、全体で200ページも書かないといけない、と思うと途端にうんざりしてきますが、全体感を一旦忘れて、1日2ページずつ書いていこう、という目標に変えれば、それほど困難な目標ではないと思えます。そうして小さな目標を積み上げていけば、まずは自分自身のコントロール感覚と自信を取り戻すことができるので加速度がついてきます。そうしていつの間にか、全体200ページを書き終えることが出来るのです。

 

デカルトはこのことをこんな言葉で表現しています。「困難は分割せよ」。

またカーネギーの言う、「一日の区切りで考える」というのも、時間軸でブレイクダウンするという意味では同じ考え方と言えるでしょう。