「幸福優位7つの法則」の2つ目の法則、「心のレバレッジ化」です。

この法則のポイントは、記事タイトルの通りですし、もしかしたらそんなこと知ってるよ、という方も多いかもしれません。

ですが、ポジティブ心理学の最先端研究は、我々の想像を上回る形で、「気持ちが現実を規定する」例を発見しています。

そしてこれらの例は、「引き寄せの法則」や「アファメーション」といった一見不可思議な現象の理論的根拠にもなりえるものです。

これを見ていきましょう。

 

 

 

ソース

 

 ソースは以下になります。

 

『幸福優位7つの法則』(ショーン・エイカー)

 

 

※アマゾンの紹介文より

ハーバード大学で人気第1位の講師直伝。「自分は幸せだ」と思える人ほど、よい結果を生んでいる。最先端のポジティブ心理学が解き明かす「成功」と「幸福」の驚くべき関係。

 

[著者紹介]

ショーン・エイカー(Shawn Achor)

グッドタンク代表。ハーバード大学修士号。ポジティブ心理学の第一人者のひとり。

ハーバード大学で学生の評価が最も高いポジティブ心理学講座をタル・ベンシャハー博士のもとで担当し人気講師となる。

コンサルティング会社グッドタンクを立ち上げ、グーグル、マイクロソフト、ファイザー、UBS、KPMGなどの著名企業で 成功と幸福の関係についての実証研究を行いながら、世界45カ国で講演やレクチャーを行う。

 

 

概要

 

「心のレバレッジ化」とは、

  • 置かれた状況をどのように経験するか、またその中で成功できるかどうかは、マインドセット(心の持ちよう)次第で変化する。

⇒マインドセットを変えれば、幸せと幸福をもたらすレバレッジを上げることが出来る。

 

という法則です。

 

 

 

詳細

 

「心のレバレッジ化」の証左として、ショーン・エイカーは以下のファクトを挙げている。

 

  • 75歳の人に1週間、55歳だった時のように振舞うようにさせた実験の結果、実験後、体力、姿勢、知覚、記憶が改善が見られ、外見は3歳若く見えるようになった
  • ウルシではない無害な樹液を「ウルシの汁を塗る」と言って塗ると、かぶれの症状が出た、また逆にウルシのアレルギーの持つ学生に「無害な樹液」と言って塗ると13人中2人しか発症しなかった
  • その作業でカロリーが燃焼し、心肺機能を高めることができるという嘘を信じ込んだ清掃員は実際に体重が減り、コレステロール値も下がっていた
  • 「行動をどう捉えるかが、行動そのものよりも現実を決定する」
  • 自分の能力を信じれば信じるほど、成功する、つまり成功は「自己達成的な予言」である
  • アジア人女性に、「女性は数学が苦手だ」と説明して受けさせた数学のテストの点数から、「アジア人は数学が得意」と説明して受けたテストの点数は飛躍的に向上した
  • 十分な努力をした上で、自分の得意なことに注意を集中する
  • 仕事を「天職」だと捉え直す、目標への意味を見つける

 

 

解説

 

「気の持ちようだ」みたいな言われ方は古くから言われていますし、最近で言えば「ブラシボー効果」もずいぶん知られてきました。

が、これほどまでに「マインドセット」が「現実を変える」というのは衝撃なのではないでしょうか。

私たちは、それが真実であれ、虚構であれ、ある事象を完璧に信じ込めば、外見的年齢や、身体的発症や、体重や、コレステロール値や、テストの結果をその通りにすることが出来るのです。

スピリチュアル系の自己啓発書ではおなじみの「引き寄せの法則」や「アファメーション」では、「既にそれが叶ったように信じる」(深層心理にそう信じ込ませる)ということを強調しています。

それが本当に叶う理由をスピリチュアル系の自己啓発書では「宇宙がお願いを聞いてくれる」みたいな非科学的な説明をするので急に胡散臭くなってしまう訳ですが、これは特に神秘でもなんでもなく、エイカーの言う「心のレバレッジ」(或いは「自己達成的な予言」)を利かせているだけであり、きわめて合理的な方法論だと考えて良いでしょう。