「こうすれば成功するよ」的な啓発本だったり、「私はこうやって成功した」的な自叙伝だったりは、世の中に溢れていますが、きちんと客観的な調査・分析をした結果から導き出したものというのは驚くほど数が少ないです。

僕が知る限り、『思考は現実化する』(ナポレオン・ヒル)や、以下にご紹介する、『世界の一流だけが知っている 成功するための8つの法則』(リチャード・セント・ジョン)など、本当にごくわずかです。あるいは、『となりの億万長者』(トマス・J・スタンリー)や『幸福優位7つの法則』(ショーン・エイカー)などもこれに含めていいかもしれませんが。

この、『世界の一流だけが知っている 成功するための8つの法則』は500人以上の「成功者」たちにインタビューをし、その発言から要素分解などをして、彼らに共通する8つの「成功法則」を導き出したという、非常に素晴らしく秀逸な本です。

 

この8つの成功法則を見ていきましょう。

 

ソース

 

 ソースは以下になります。

 

『世界の一流だけが知っている 成功するための8つの法則』(リチャード・セント・ジョン)

 

※アマゾンの紹介文より

ウェブで660万回以上視聴された人気のTEDスピーカーがあなたに教える。

ジェフ・ベゾス、ビル・ゲイツ、リチャード・ブランソン、セルゲイ・ブリン、ラリー・ペイジ、マーサ・スチュアート──。500人以上の著名人にインタビュー。一流の人たちが共通して行っている習慣を徹底分析し発見した「成功の法則」を伝授する。

 

(著者について)

リチャード・セント・ジョン Richard St. John

成功に関する分析を行うアナリスト、作家、講演家として活躍中。ノーテルネットワークス研究開発所にでデザイナーとして就職し、同社に10年間務めた後、自らのマーケティング・コミュニケーション会社を立ち上げ、この分野で優れた人々に贈られる賞をいくつか受賞。飛行機で隣の席に座った少女から「成功に導いてくれるものはなに?」と質問されたことをきっかけに、10年という年月を費やして500人以上の一流の人々に直接インタビューを行い、その成果をまとめた本書は米国でベストセラーとなった。また、筆者がTEDで行ったスピーチ「成功者だけが知る8つの秘密! 」はウェブ上で公開され、これまでに660万回以上視聴されている。

 

 

概要

 

500人の成功者に共通する、8つの「成功法則」は以下の通りです。

  1. 自分の大好きなことをやる
  2. 懸命に働く
  3. 1つのことにフォーカスする
  4. 自分を奮起させる
  5. アイデアを生み出す
  6. 改善を続ける
  7. 人の役に立つ
  8. 諦めずに粘り強くやりぬく

 

※わかりやすい言葉に書き換えています

 

 

詳細

 

1.自分が大好きなことをやる

 

・心から好きなことなら情熱を傾けられる

 

【大好きなことを見つけるための戦略例】

・色々なことを経験する

・お金ではなく自分の心に従う

 

2.懸命に働く

 

・彼らは誰よりも長く、誰よりも一生懸命働いている

  (好きなことが故に楽しんで働く)

 

3.1つのことにフォーカスする

 

・ある特定分野に特化する

 

【フォーカスするための戦略例】

・長期的なフォーカス:自分の好きなことなら集中できる

・短期的なフォーカス:気が散るものはとっぱらう

 

4.自分を奮起させる

 

・引っ込み思案を克服する

・自信のなさを克服する

 

【奮起させるための戦略例】

・目標を持つ

・挑戦する

・締切を設定する

・規律を守る

・他人に後押ししてもらう

・競争する

 

5.アイデアを生み出す

 

・素晴らしいアイデアを生み出す

 

【アイデアを生み出すための戦略例】

・問題を抱える

・周囲を観察する

・人の話を聞く

・質問をする

・他のアイデアを真似る

・無関係のものを繋ぐ

 

・アイデアは書き留める

 

6.改善を続ける

 

・とにかく繰り返し練習する

・自分の弱みは忘れ、強みに集中する

 

7.人の役に立つ

 

・他人に価値のあるものを提供する

 

①好きなことをやる

②相手が求めているものを提供する

③その報酬としてお金をもらう

 

 

【他人に提供しうる「価値」の例】

・専門知識

・理解

・情報

・娯楽

・問題解決

 

【人の役に立つための戦略例】

・相手の立場に身を置く

・相手の視点に立つ

・相手の話に耳を傾ける

・相手のために懸命になる

 

8.諦めずに粘り強くやりぬく

 

・どんなに時間がかかってもやりぬく

・どんなに失敗してもやりぬく

・どんなに批判されてもやりぬく

・どんなに拒絶されてもやりぬく

 

 

 

 

解説

 

著者のリチャード・セント・ジョン自身も述べていますが、上記の8つのうち、最も重要で他の7つの「基礎」になるものは、1の「自分が大好きなことをやる」です。

なぜなら、自分の好きなことなら、自然とそれに「フォーカスする」でしょうし、「懸命に働く」し、「自分を奮起させる」ことができるし、「諦めずに粘り強くやりぬく」ことができるからです。

またその過程で、きっと「アイデアを生み出す」べく努力するでしょうし、誰に言われなくても「改善を続ける」でしょうし、それが結果として「人の役に立つ」価値を生み出すことになるでしょう。

日本人は勤勉で努力家の方が多く、2の「懸命に働く」や4の「自分を奮起させる」は誰に言われなくても取り組んでいる人が多いような気がしますが、最も重要な「自分の大好きなことをやる」ということが出来ていない人があまりにも多いと思います。

「楽しむこと=悪」という意味不明な呪縛に縛られ、毎日辛そうに働いている人を見ると、時々僕はかわいそうになります。大好きなことに取り組むことができたなら、仕事ほど楽しくてエキサイティングなものはないのに。