会話ってスムースに進むときはスムースに進みますが、かみ合わないときってまったくかみ合わないことがありますよね。
そんなときの極意をまとめたのが、『言いにくいことをうまく伝える会話術』(ハーヴァード・ネゴシエーション・プロジェクト、ダグラス・ストーンほか)です。
同書も読んだのですが、内容が非常に濃厚なためにサマライズしにくかったところに、同書のポイントを『サーチ! 富と幸福を高める自己探索メソッド』の中で簡潔にまとめてくれていたので、こちらをご紹介しようかと思います。
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ソースは以下になります。
『サーチ! 富と幸福を高める自己探索メソッド』(チャディー・メン・タン)
※アマゾンの紹介文より
グーグルが独自に開発、2007年以降使用している社員研修プログラムの全てを、その開発担当者が明かします。プログラム共同開発者は『EQ こころの知能指数』のダニエル・ゴールマンです。
「マインドフルネス」と呼ばれる「目の前にある現実を平静にみつめる瞑想」をベースに感情のコントロール法を学び、ビジネス、私生活、いずれをも好転させ、人生の幸福度を高めます。
具体的な効果としては、
「怒りに流されなくなる」
「建設的な提案をおこなえるようになる」
「相手の信頼を得られる」
「ネガティブな感情に落ち込まなくなる」
などが挙げられ、さまざまな面で自己と人生の改善がはかれます。
本書には世界のトップが賛辞を寄せており、ダライ・ラマ14世、カーター元米大統領、シュミットGoogle会長、トニー・シェイZappos CEO、ナザン前シンガポール大統領らが名を連ねています。
グーグル社員はなぜ優秀かつみなが高い幸福感と富を得ているのか、その秘密の一端がわかる必読書です。
「厄介な会話をうまくこなす」には、次の5つのステップをたどっていきます。
- 「3つの会話」のどれが厄介にしているのかを確認する
- 話題を切り出すかを決める
- 客観的な「第三者の話」から始める
- 相手の話と自分の話を吟味する
- 問題解決を考える
1.「3つの会話」のどれが厄介にしているのかを確認する
どんな会話でも、「内容に関する会話」、「気持ちに関する会話」、「アイデンティティに関する会話」のどれか、もしくはすべてが関わっている。どの会話が事態をややこしくしているのかを確認する。
2.話題を切り出すかを決める
この会話をすることで、あなたはどんな成果を得ようとしているのか。それは建設的な意図(問題を解決する、誰かを助ける)か、それとも非建設的な意図(ただ誰かに嫌な思いをさせるだけ)か。話題をまったく切り出さない方が適切な場合もある。
3.客観的な「第三者の話」から始める
一部始終を知っていて、関与していなかった人間の話から状況を整理する。
4.相手の話と自分の話を吟味する
相手の話に耳を傾け、相手と自分とで、同じ現象に対してどのように異なる解釈が入っているかを吟味する。相手を責めたり非難したりせず、それぞれがどのようにこの状況に加担しているかを知るために話す。
5.問題解決を考える
双方にとって最も重要な関心や利益に応える解決策を考える。開かれたコミュニケーションを保ち、互恵関係を保てる方法を探す。
厄介な会話をこなすのは非常に難しいですし、僕自身苦手な方ですが、僕なりにポイントをまとめると、
- 自分が絶対正しいということはありえないことを知る
- 相手が間違っているのではなく、同じ現象に対して「異なる解釈」をしていると捉える
- まして、相手の非を論ったり責めたりすることは何の利も生まないことを知る
- 相手の解釈が自分の解釈とどう異なっているのか、「好奇心」を持つ
ということかなと思います。
「どちらが正しい・間違っている」という視点を捨て、「解釈が異なっている」という見方で見るだけでも、冷静さを取り戻すことができて、建設的な議論を進めることが出来ます。難しいですけどね。
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