「原因と結果の法則」。

 特にセルフヘルプ系の自己啓発書を読んでいると、たまにこの言葉を耳にします。

 この言葉は、『原因と結果の法則』(ジェームズ・アレン著)という自己啓発書より端を発したと思われますが、実はこの書籍を最初から最後まで読んでも、「原因と結果の法則」を定義した文章はどこにも出てきません。(少なくとも邦訳のものには。)その時点で、個人的にはいかがなものかと思うのですが。。

 ではどういう意味なのか?この書籍の内容から推測して、以下に述べていきたいと思います。

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ソース

 

 ソースは以下になります。

 

 『「原因」と「結果」の法則』(ジェームズ・アレン)

 

 

※アマゾンの紹介文より

1世紀以上ものあいだ世界中で読み継がれている驚異的なロングセラー『AS A MAN THINKETH』。

その初邦訳として日本に「ジェームズ・アレンブーム」を巻き起こした『「原因」と「結果」の法則』も、45万人の読者の支持を得ながらロング&ベストセラーとして読まれ続けられています。

老若男女を問わず、人生の大切は法則を説いた本書は、必ずあなたのお役に立つことでしょう。

 

 

概要

 

 この書籍を読んで作者が言いたいことを推し量ると、「原因と結果の法則」とは、以下のような意味になるようです。

 

  • この世の現象の原因は全て心的態度にあり、すべての結果はその心的態度から生じるものである

 

 

詳細

 

 そしてこれは、更に幾つかのレイヤーが存在するようです。

 

 

1.思いと人格/思いと環境

  • 「思い」によって、自分をすばらしい人間に創り上げることができる
  • 「思い」によって「人格」が変わり、それによって周りの「環境」が変わる
  • 善なる人格、良い思いや行ないは、良い結果をもたらす

 

2.思いと健康

  • 「思い」は健康に作用する、つまり綺麗な心は、肉体を健康にする

 

3.思いと目標・成功

  • 目標の達成を援助するのは、セルフコントロール、決意、けがれなき思い、正しい思いである
  • 目標の達成を阻むものは、セルフコントロールの欠如、怠け心、けがれた思い、卑しい思いである

 

4.ビジョン

  • 気高い理想を掲げ、ビジョンを見続けている人間は、それを現実のものにする

 

5.穏やかな心

  • 穏やかになればなるほど、より大きな成功を手にすることができる

 

 

解説

 

 例えばポジティブ心理学では、ポジティブでいること・楽観的でいることが、「社会的成功」「裕福さ」「健康」など殆どの面でプラスの作用が働くことを示しています。(例えば『幸福優位7つの法則』(ショーン・エイカー)より)

 これなどは、心的態度が社会的成功や健康などに影響するということを意味しており、「原因と結果の法則」の論旨と概ね一致すると言って良いでしょう。

 まあ単純な話、「将来金持ちになってやる!」と思い続けている人と、「別に何でもいいや。。」って思っている人とを比べたら、前者の方が金持ちになっている可能性が高い、っていう単純な話なんでしょう。

 

 だからといって、「思い続けていたら必ず叶う」ということでもない、と個人的には思っています。

 「思い続けていたら必ず叶う」というのは【必然性】の話であって、それは誰がどう考えても暴論でしょう。そうではなくて、「思い続けたら叶う可能性が高まる」っていう【統計的確率】という次元の話においては、特に疑問を生じえない、どちらかというと常識の範囲内の話なのではないでしょうか。

 そしてその限りにおいて、「原因と結果の法則」は有効である、と思って良いのではないかと思うのです。

 

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